2018.1.7 |
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自分の身に起こるあらゆる出来事の意味 |
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本田健氏の心に響く言葉より…
これまでの人生をふりかえって、すべての出来事に納得している人はごく少数です。
どちらかというと、「??」という感じで過去を振り返ることのほうが多いかもしれません。
それは、ポジティブな意味でもネガティブな意味でも同じです。
「なぜ、うまくいかなかったのか?」
「どうしてあのタイミングで、助けてもらったのだろう?」
「何も努力していないのに、うまくいったのはどうして?」
そういった、疑問がいっぱい出てくるものです。
けれども、そのほとんどの答えは、見つからないことが多いのです。
どちらかというと、意味がわかる、納得できることよりも、「なぜかよくわからない」ことのほうが多いものです。
プラスのことも、マイナスのことも、数ヵ月、1年、場合によっては、2、3年、あるいは10年以上経って、ハッと理解できることがあります。
知り合いで、父親が事業に失敗して、3億円の借金を引き継いだ人がいました。
彼は、相続を放棄することもできましたが、父親が作った借金だからといって、自分が一生かけて払うと決めました。
その後、勤めていた会社を辞めて、父親の会社を経営することになりましたが、まったくの素人からはじめたので相当苦労したようです。
でも、命がけでやったので、その借金をなんとか10年で完済することができました。
その後、同じ勢いで会社経営を続けたので、返した借金のぶんが今度はそのまま貯まっていき、たった数年で資産家になりました。
一時は、借金を残した父を恨んだこともありましたが、10数年後、資産家になったことを考えると、今は感謝しかないと言います。
「父は借金を残したのではありません。情熱と本気と稼ぐ力を残してくれたんです」
とさわやかに語る彼の顔は輝いていました。
私たちは、次が見えないとき、「これって、意味があるんだろうか?」と考えがちです。
そのときはわからないこともたくさんありますが、時が来れば、自ずとその意味がはっきりすることはけっこうあります。
人生をもっと信頼することができれば、細かなことで悩む機会は減ります。
今の自分にはわからないけど、「今はこれがベストなんだ」とさえわかっていればいいのです。
あなたも、「これって、どういう意味があるんだろう?」と考えはじめたときは、よくわからないけど、「そのうちわかる」と気軽にとらえ直しましょう。
そうすれば、それが感謝とともにわかるときが、やってきます。
《すべてをいますぐに知ろうとは無理なこと。雪が解けてくれば見えてくる》(ゲーテ)
『落ち込んだときに勇気がでる49の言葉 (PHP文庫)』
生まれ変わりの理論に、「自分の人生の脚本は、生まれる前にすべて自分が書いた」というものがあります。
どんな両親のもとに生まれるか、どんな国や地方、家庭環境に生まれるかという、生まれる時の脚本。
どんな学校に入り、どういうところに就職するとか、転職するとかいう、学校や仕事の脚本。
誰と結婚してどんな子供や家族を持つか、あるいは結婚しないという、結婚や家族の脚本。
どんな病気をするか、どんなトラブルに出会うか、困難に出会うかという、人生の脚本。
それらの脚本はすべて、自分の魂を磨くため、人格を向上させるために自らが設定したハードル。
学びのための砥石(といし)と言ってもいい。
自分の身に起こるあらゆる出来事の意味…。
いつか必ず、その意味がわかるときがくる。 |
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