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2017.11.21

アイデアを生む人

稲村徹也氏の心に響く言葉より…

《行動を見れば、その人の本質がわかる》

学びをお金に換えていくときにイノベーションは不可欠ですが、それを現実化してくれるものが「アイデア」です。

この「アイデア」に対する姿勢ひとつとっても、あなたが「成功」に近いのか遠いのかが、すぐにわかります。

先に答えを書くと、「成功」する人は確実に「アイデアを生む」人です。

残念ながら「アイデアを盗む」人は、一時的な「成功」を手にできるチャンスはあっても、本当の「成功」を手にすることはできません。

「成功」は読んで字のごとく「功を成す」です。

これは自らの能力で勝ち取るべきもので、盗んでしまっては「盗功」となってしまいます。

マーケティングの権威であるフィリップ・コトラーの根本思想にも、

「人のアイデアを盗まず、自らアイデアを生む」

とあります。

とはいえイチから独自のアイデアを生み出すというのも、また難しいことです。

そこでフィリップは重要な示唆を私たちに与えてくれています。

「イノベーションを生み出すうえで重要なのは、自分たちが現在直面しているさまざまな問題を解決する方向でのイノベーションを目指すことです」(ロッキー・リャン)

いかがでしょうか。

今の自分に解決すべき課題があるとき、その解決策を自力で生み出そうとする行動が、新たな「アイデア」を生み出してくれるかもしれないということです。

私も常々「無理かもしれないな」と思うような課題に直面したとき「いや、これを解決できたらスゴイことになるんじゃないか?」と思い直し、ひたすら解決のためのプロセスを、あれこれ考え続けます。

すると、ふとした一瞬にアイデアが舞い降りてくるケースが多いのは不思議なことです。

「成功のカギは“なぜ”という動機が20パーセント、“どうやって”という方法が80パーセント」

この「なぜ」の部分は「問題提起」です。

問題提起をするには、「問題意識」が働いていなければなりません。

そして「どうやって」の部分は、すでに説明したように「アイデアを生む」ということです。

『お金を稼ぐ人は何を学んでいるのか?』きずな出版


台湾出身でありながら大陸中国に渡り、大陸の中国人富裕層でもなし得ないビジネスやイベントをヒットさせ、そして巨万の富を築き上げた超一流の大成功者がロッキー・リャン氏。

彼が新規ビジネスに参入するうえで何を基準にしているのか。

『特許・ノウハウ・限定・特殊。参入障壁が高いビジネスをする』

ハードルが高ければ高いほど入り込むのには困難を伴いますが、

『門前払いをしてくれる業界ほどライバルが少なく競争が少ない』

ということで、入り込むことさえできれば、あとは簡単だという(以上、本書より)。

「アイデアが重要なのではない。 一つのアイデアをどうやって、 具体的にしていくかが重要だ」

とは、ソニーの創業者、 井深大氏の言葉。

どんなに素晴らしいアイデアが浮かんだとしても、それを「どうやって」という具体的な方法が見つからなければ、絵に描いた餅になってしまう。

アイデアを盗むのではなく、アイデアを生む人でありたい。



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