2017.11.17 |
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笑うから楽しくなる |
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中村天風師の心に響く言葉より…
《悲しいことや辛いことがあったら、いつにもまして、笑ってごらん。悲しいこと、辛いことのほうから逃げていくから》
いいですか、常に積極的な心をもって応じ、歓喜の念をもって接するようにすれば、こころはいたぶられないんです。
といっても、なかなかできない人も多いでしょうから、いちばん簡単な方法を、いまからお教えします。
いいですか、なにか悲しいこと、辛いこと、そのほか消極的な出来事があったら、努めて「笑う」ようにしてごらん。
どうだい、これならあなた方でもできるだろう?
多く言うまでもなく、笑えば心もちは、何となくのびのびと朗(ほが)らかになります。
すなわち鬱(うつ)な気が開けるんです。
あなた方も、笑えばこう、なんとなく楽しくなってきやしません?
ためしに、おかしくもなんともないときに、「アハハ」って笑ってみてごらん。
なんだかおかしくなってくるから。
悲しいときや辛いときにも、おかしな話に引きこまれると、なんだか笑っているうちに悲しいのや辛いのを忘れはしなくても、やわらいだっていう経験おありでしょう。
笑うにつれ腹がたってくるとか、悲しくなってくるとか、辛くなってくるってことは、絶対にないんです。
この簡単な事実を、案外にも多くの人は見のがしていやしませんか。
この笑いの効用を応用すれば、すこぶるいい結果を人生に招くことができるんですよ。
このことに気づいている人が少ないようですなあ。
考えてみればすぐおわかりになられることなのですが、そもそもこの笑いというものは、生きとし生けるすべての生物の中で、われわれ人間だけに与えられている特殊の作用なんですぜ。
ほかの生物の世界には、人間のように笑うという表情をもって、心の喜びをさかんに表現する特別の作用はだんぜんありません。
こうした事実を厳粛に考えますと、笑いというのは人間のみ与えられた特権だってことがわかるでしょう。
昔から言うでしょう、「笑う角には福きたる」ってね。
さあ今日から、努めて笑うことにしましょうや。
とくに悲しいことやつらいことがあったら、いつにもまして悲しいこと、辛いことのほうが逃げていくから…。
『君に成功を贈る』日本経営合理化協会
「楽しいから笑うのではない。 笑うから楽しいのだ」
ウィリアム・ジェームズ (アメリカの心理学者・哲学者)の有名な言葉だ。
『脳は、先に口にした言葉に対して、不条理・不合理を認めず、合理的な事実に当てはめて解釈しようとする働きがあります。
先に「ありがとう」と言ってしまうと、その瞬間から、脳は「ありがとう」を探しはじめるようにできているそうです』
小林正観さんの言葉だ。
これは、「笑い」も同じ。
笑えば、笑う材料を脳は探し始める。
すると、もっと笑いたくなるような状況がやってくる。
多く笑えば、人生はもっと楽しくなる。 |
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