2017.10.11 |
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情けは人のためならず |
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江原啓之氏の心に響く言葉より…
「情けは人のためならず」と言いますが、情けは相手のためだけではなく自分自身のためでもあります。
直接相手から還ってこなくても、その姿や心の姿勢はわかる人からは評価され、自分自身が大変なときに、必ず手を差し伸べられるのです。
「波長の法則」から言っても、同じように愛に満ちた人がサポートしてくれます。
ですから、他者を幸せにすれば、自らに幸せが還ってくるのです。
何事も原因があって結果があるという「因果の法則」は、確実に働きます。
とはいえ、助けた相手から酷(むご)い仕打ちを受けることもあるでしょう。
けれども、それを放念しましょう。
大切なのは、自分自身の心に打算、つまり自己中心的な「小我(しょうが)」はなかったのかということ。
そして、本当に助けるべき相手だったのかということです。
自分の心の姿勢が正しかったならば、放念すればいいのです。
相手を裁く必要もありません。
その人には「因縁果(いんねんか)」が巡ります。
あなた自身にも「因縁果」として、どこからか幸せが還ってくるのです。
徳の預金と言いますが、「徳」は奪われたり、消えたりすることはありません。
その徳が人徳として、あなたに必ず還ってきて、幸せとなるのです。
『幸せになる100か条』徳間書店
『「波長の法則」とは、類は友を呼ぶこと、これが「波長の法則」。
人が心に抱く思いは、想念という霊的なエネルギーを生み出します。
この想念による波長の同じ人同士が、お互いを引き寄せ合うのです。
長所・短所と同様、人の波長には高い部分も低い部分もあり、よき出会いは波長の高い部分、悪しき出会いは波長の低い部分が引き寄せます。
「人間関係が上手くいかない」と思うときは自らの波長を省みることです』(同書より)
「因縁果」とは、因縁の結果のことで、よき人と会えば、よきことが起こるということであり、悪い事をすれば、悪いことが起こるということ。
情けとは、「情」のことであり、「感性」のことでもある。
感性とは感じる心、感受性、のことだ。
感受性が鈍(にぶ)ってくくると、人の痛みがわからないし、相手の気持ちがわからない。
因果応報、人にあたたかい情けをかければ、そのかけたあたたかさは自分に戻ってくる。
人に冷たくあたれば、自分にもその冷たさがかえってくる。
「情けは人のためならず」
人の痛みがわかる情けある人でありたい。 |
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