2017.9.26 |
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幸せな人生を送りたいのなら |
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精神科医、ゆうきゆう氏の心に響く言葉より…
マレーシアの心理学者であるマンショーらは、1000名以上のビジネスマンを対象にして、どんなときに仕事へのモチベーションが高まるかを調べました。
その結果、「その会社を好きである」というときに、仕事へのモチベーションがもっとも高まることが分かったのです。
仕事にやりがいがあるとか、社会的意義があるとか…。
そういうことも重要ですが、もっとシンプルに、「その会社が好き」。
これは何より大切なことなのですね。
「愛社精神」という言葉があります。
まぁ、多少時代遅れな感じのある言葉ではありますが、それでも心理学的に見ると、非常に大切なことなのです。
たとえばあなたが会社を経営しているのなら、部下に「もっとやれ!」「もっと頑張れ!」と言うのではなく、まず一番に、自分の会社を好きにさせること。
方法はいろいろとあります。
たとえば、その会社の仕事によっては、喜んでくれた顧客の感想を、会社内に張り出してもよいでしょう。
それだけでも、仕事をしている人は、顧客の顔が見えた気になり、自分の仕事や会社にたいして誇りを抱きます。
またはシンプルに、誉めてもいいでしょう。
自分の仕事によって誉められることは何より嬉しいことですので、ひいては今の仕事などを好きになる可能性もあります。
また何より、あなた自身が好かれることにもなりますので、結果的に会社への愛も強まるはず。
そうなれば、仕事の効率だって上がるはずです。
これはあなたが上司であっても、やはり同じです。
上司に誉められたりすれば、部下は嬉しくなります。
そして、上司を通して、会社への好感度が高まるはずです。
これはあなた自身でも同じこと。仕事を効率よくやりたいのなら、今の会社を「好き」になることです。
内容は何でも構いません。
この仕事が好き。
上司が好き。
会社の業務内容が好き。
働きやすい職場が好き、などなど…。
そう意識するだけで、ただ漫然と仕事をしているより、ずっと効率が良くなるわけです。
あなたが個人的にやっている仕事でも、もちろん同じです。
たとえば何かの原稿ならば、その原稿が掲載される雑誌のことを、とにかく「好き」と認識すること。
どんなに小さなことでも見つければ、人は暗示的に気持ちが高まります。
逆に「ここがイヤ」「ここが嫌い」なんて常に考えていると、どんどん気持ちは落ちていきます。
漫画家さんで、担当編集者さんや、雑誌そのものの悪口を言っている人が、ときどきいます。
しかしその人の作品は、たいてい「そんなに面白くない…」ということも多かったりします。
逆に本当に面白い作品を作っている人は、漫画家さんであっても、もしくはどんな業種であっても、その掲載されているメディアなどを、好意的に考えています。
まぁ、ニワトリが先かタマゴが先か…に近いですが。
人はストレスを抱えると、とにかく連鎖的に、周囲の人に当たってしまうことは多いもの。
その結果、自分の作品もうまく進まず、よりストレスが強まってしまうわけです。
いずれにしても大切なのは、自分の仕事をうまく進めたいのなら、その仕事に関連するものも「好きになる」こと。
内容は何でもいいので「こんなところが好き」ということを、ハッキリ認識してください。
それだけで、あなたの仕事そのものを、もっとも効率的に進めていくことができるんですよ。
これは人生でも同じです。
もっとも効率よく、そして幸せな人生を送りたいのなら…。
何よりあなたが、世界そのものを好きになること。
過去の行動でも、周囲の人でも、いろいろな物でも、出来事でも。
何でもいいので、あなたの好きなものを、もう一度考えてみてください。
それがあるから、自分は今の世界が好き。
そのように考えることで、あなたの毎日はより幸せにあふれていくんですよ。
『やりたいことをぜんぶ実現する方法』海竜社
「好きこそ物の上手なれ」と言うことわざがある。
好きでやることは、誰でも一生懸命になるし、時間も忘れてやるので自然と上達する。
そして、好きでやることは、人に言われて嫌々やるのではなく、自発的に自分から進んでやる。
だから、好きでやることは、長く続く。
これは趣味でも、仕事でも、人でも、みんな同じ。
「葉隠」を書いた佐賀鍋島藩士、山本常朝はこう言っている。
「人間の一生は誠にわずかの事なり。好いた事をして暮らすべきなり。夢の間の世の中に、好かぬ事ばかりして、苦しみて暮らすは愚かな事なり」
嫌い嫌いと、あら探し、欠点探しの人生を過ごすのか。
あるいは、今この現状の中に、ほんの小さなことでもいい、好きなこと、素敵なことを見つける人生を送るのか。
「幸せな人生を送りたいのなら」
好きになるのが上手な人は、幸せな人生を送れる。 |
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