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2017.9.10

砂漠が美しいのは


渡辺和子氏の心に響く言葉より…

『星の王子さま』の中で、王子が砂漠に水を求めに行くところがあります。

あてどもなく歩いてゆくと、月の光を受けて砂漠は美しい。

王子が言います。

「砂漠が美しいのは、どこかに井戸を隠しているからだよ」

人間もそうです。

表面に表れない「井戸」を心の奥深くに持っている時、人は美しくなります。

それは、他人に言えない秘密を持って生きるというようなことではありません。

一人ひとりが自分の存在の奥深いところに一つの「聖所」とでも呼ぶべきものを持ち、年とともにたいせつに育ててゆくということなのです。

そこは他の誰にも、親にも、配偶者にも、親友にも、恋人にも踏み込ませない自分の心の部分であるとともに、どんなに愛し、信頼した人から裏切られた時にも、逃れて自分を取り戻し、自分を立て直すことのできる場所です。

騒がしい人混みの中でも孤独になれる場所であり、一人でいても寂しくない所以(ゆえん)です。

体のどの部分にあるかと尋ねられて指し示すことはできないけれども、一人で生まれ、一人で死んでいかなければならない人間が、その一生の間、自分らしく生きるためにどうしても必要な「場所」なのです。

『どんな時でも人は笑顔になれる』PHP研究所


「六中観」という言葉がある。

これは東洋学の泰斗、安岡正篤氏が「百朝集」と「後漢書」から取り出した言葉。

その六中観の中に、「壺中有天(こちゅうてんあり)」がある。

狭い壺(つぼ)の中に広々とした天(空)があるという意味で、何か事あった時には「誰にも邪魔されない心休まる自分の別世界を持つことが必要だ」と言うこと。

その言葉にまつわる物語が後漢書の中にある。

『費長房(ひちょうぼう)は役所に勤めていた。

ある日、役所の2階から何気なく通りを眺(なが)めていたが、そこには壺を売っている店があった。

やがて店じまいの時間となると、店主の老人が周りを見回し、誰も人がいないのを見計らって店先の大きな壺の中に入っていったまましばらく出てこなかった。

不思議に思った費長房は役所が終わるとその店に行き、店主の老人をつかまえ、先ほどの状況を問い詰めた。

老人は、「見られてしまったか仕方が無い、ついて来なさい」と大きな壺の中に誘った。

壺の中に入ってみると、なんとそこには花が咲き鳥が鳴き、真っ青な青空が広がる別世界だった』


どんなときも、そこに行けば癒される、安らぎがある、というような誰にも邪魔されない別世界を持っている人は幸せだ。

それは自分だけの趣味の世界だったり、ひそやかな楽しみの時間。

心の中に、汲(く)めども尽きぬ深い井戸を掘りたい。


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