2017.8.14 |
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よい言葉は自分自身のため |
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佐藤富雄氏の心に響く言葉より…
つねに前向きな言葉を使っていると、人生は前向きに動いていきます。
「私の人生はよくなるいっぽうだ」
「必ずできる、とにかくやってみよう」
私もつねに、こういう前向きな言葉を使ってきました。
そして、「いくら出世しても、それだけでは面白くない。私は思う存分に人生を楽しみたい」と望んでいましたから、「人の何倍も働き、人の何倍も稼ぐ。収入は実業家並みに、趣味は貴族的に」と言葉にしてきました。
そう言って歩んできて実際にどうなったのかというと、私は今、確実に夢を現実のものとしています。
仕事は順調でじゅうぶんに収入がありますし、趣味はヨット、ハンティング、スキー、カメラなど多彩です。
私は著述のほかに講演をすることも多いので、
「夢や望みを抱くと心も身体もイキイキとする」
「私たちの脳には、夢を実現させる仕組みが備わっている」
「その仕組みを上手に活用するために、よい言葉をどんどん使おう」
と大勢の方々の前で話す機会に恵まれています。
このおかげで私は、自分の口から出た言葉の恩恵をそっくり一身に受け、夢をことごとく叶えることができたのです。
言葉は、それを発した当人に最も強く働きかけるからです。
言動の一致というよりも、言ったとおりに現実は動いていくのです。
そのうえ、私のように、大勢の方々に聞いていただくことで、言ったとおりのことが現実になるスピードはいっそう早まります。
あなたもぜひ、将来の夢や希望を周囲の人々に語ってください。
言えば言うほど、夢の実現が早まります。
「口ぐせ理論」の神髄は、自分の言葉によって自分の人生をつくっていく、というものなのです。
ここがちょっと誤解されやすい点なのですが、「口ぐせ理論」というものは、元気な人の元気な言葉によって元気を分けてもらう、というものとは違います。
むしろその反対で、自分の言葉で自分の元気をつくりだし、その元気を周囲の人にも受けとってもらおう、というものです。
自分の口から出た元気な言葉は、そっくりそのまま我が身に返ってくるのです。
これはぜひ、あなたも試してみてください。
しかし、
「いくらよい言葉をかけても、相手はちっともわかってくれない」
「意識して誉め言葉や感謝の言葉を使っているのに、相手からよい反応を引き出せない」
と悩んでしまう人もいます。
その場合は、少し視点を変えてみてください。
言葉の御利益はすべて自分に返ってくるのですから、相手がどんな返事をしようと、それは大した問題ではありません。
大切なのは、自分がどれだけ自分のためによい言葉を使っているかという点です。
誉め言葉や感謝の言葉は、聞くよりも話すほうが効力は大きいのです。
よい言葉を口にするのは、まず自分自身のためです。
あなたはあなた自身のためによい口ぐせを用いてください。
それを継続していくことによって、周囲のあなたを見る目が変わっていき、あなたが期待しているとおりのよい反応を示してくれる人々が増えてきます。
こういうよい循環をつくっていきましょう。
口ぐせの効果は、言った瞬間からたちどころにあらわれます。
しかし、言葉を聞いた相手に変化があらわれるには少し時間がかかる、と心得ておいてください。
『いい言葉は人生を変える! (ベスト新書)』
自分で発した言葉を一番聞いているのは自分。
なぜなら、口の一番近くある耳は自分のものだから。
よい言葉や感謝の言葉を発しても、まわりがあまり聞いていなかったり、関心がないように感じても、自分に聞かせるためにしゃべっている、と考えるなら、人のことはあまり気にならなくなる。
反対に、いつも相手を批判したり、不平不満、愚痴、泣き言を言うことは、自分で毒を吐いているということ。
やがて、まわりからも恨みをかったり、人も離れていく。
そして、毒を吐けば、相手も傷つくが、自分の方がもっとダメージは大きい。
「よい言葉は自分自身のため」
よい言葉を発し続けたい。 |
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