2017.7.29 |
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人のお世話にならぬよう、人のお世話をするよう。 |
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植西聡氏の心に響く言葉より…
《人のお世話にならぬよう。人のお世話をするよう。そして報いを求めぬよう。》(後藤新平)
何か重要な決断を下す際には、たくさんの人から意見を聞いて参考にすることが大切だと思います。
信頼できる人から助力を仰ぐことも必要でしょう。
しかし、最終的な決断は、自分一人で行わなければなりません。
また、その後も、自分一人の力で切り開いていくという覚悟を持つほうがいいと思います。
それが人として「自立する」ということだと思います。
いつまでも周りの人たちのアドバイスや助力に甘えているようでは、自立して生きることはできないでしょう。
イギリスの詩人、ウィリアム・ブレークは、「どんな鳥でも、巣立ちの際には、自分の翼で飛び上がっていくほかはない」という言葉を残しています。
「人間の自立も、鳥の巣立ちと同じで、自分の力で決断し世の中へ出ていくしかない」という意味を表していると思います。
「人から何かしてもらう」ことばかり考えるのではなく、「世の中の人のために、自分に何ができるのか」考えることができるようになることが、自立のカギになると思います。
『「足りないのは勇気だ」 迷った時に読みたいリーダーの名言』朝日新聞出版
大人になって、何か困ったことがあったとき、もし、自分の親や親戚がお金持ちだったとしたら、大方の人は、安易に金銭的な援助をそこに求めてしまう。
子どもの頃から、甘やかされて育てられたら、なおさらだ。
誰かが何とかしてくれるだろう、という考えがある人には、幼児性がある。
ゴミや吸い殻をポイと捨てても、誰かがきれいにしてくれるだろう、と思うような人。
お金に困っても、親や親せきが何とかしてくれるだろう、と。
いつまでたってもお世話になりっぱなしの人は、自立してない人。
食事にしても、ご馳走になりっぱなしでも何も感じない人。
お世話になったら、お礼をする。
そして直接お礼ができないのなら、別の人に、「恩送り」をする。
《人のお世話にならぬよう。人のお世話をするよう。そして報いを求めぬよう。》
お世話にならず、人のお世話を、報いを求めずに淡々とするのが自立した人。
自立した人でありたい。 |
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