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2017.7.26

プラス発想で生きるには


船井幸雄氏の心に響く言葉より…

すべての事柄にプラス発想で取り組み、前向きな心で生きるための条件を具体的に考えてみると、2つの点に集約されるように思います。

それは、「現状肯定」と「感謝」です。

現状肯定とは、たとえばあなたがリストラの憂き目にあったとします。

それは望んだことではないでしょうが、その事実はもう変えられない。

そういうとき、その事実を後ろ向きにとらえるのはやめて、そこを出発点として、できるだけ前向きに現状打破に取り組む。

そういう姿勢のことです。

コンサルタントの世界でも、こういうことがあります。

あるパチンコ店では、300台ある機械のうち、じっさい稼働しているのは100台程度にすぎないとします。

こういうとき、人は3分の1しか動いていない…とマイナス発想におちいりやすいものです。

しかし、そんな場合でも、私たちはつぎのようにアドバイスするのです。

まず、もともと100台しかない店だと考えて、稼働していない200台は頭から排除してしまいましょう。

そして、稼働している100台にしぼって、お客さまに徹底的に満足してもらえるような努力、工夫をしましょう。

その100人に満足してもらったら、その満足度を150人、200人とひろげてゆき、最終的に300人までもっていきましょう…。

こうしたやり方をすると、店の経営者は前向きになって、おおいにやる気を出してくれるのです。

つまり、客観的な事実は変わらないくても、それを前向きに受け止めるか、後ろ向きに受け止めるかで、結果には雲泥の差が出てくる。

だから、現状肯定がとても大切なのです。

現状肯定とは、よくも悪くも、すでに起きてしまったことをすべて「よいこと」だとして受容することです。

すなわち、過去はみんな善。

それが現状肯定の精神なのです。

もう一つは「感謝」。

感謝の心をもつと、その人間のいちばんよい部分、長所が出てきます。

したがって、感謝できる材料があるから「感謝しよう」ではなく、「どんなことにも感謝しよう」と思うことが大切です。

近ごろでは、人の悪いところを見つけたり、いたらない部分を批判したりするのが上手な人が増えた半面、人に感謝の思いを伝えることは下手な人が多いようです。

そんな姿勢では決して他人を喜ばせられないし、自分も成長していきません。

ですから、まず、起きてしまったことを現状肯定する。

つぎによいことがあったらもちろん、悪いことがあっても、ありがとうと感謝するよう努める。

この現状肯定と感謝は、プラス発想で人生を前向きに生きるために不可欠な2大条件といえます。

『法則』サンマーク出版


船井氏は、「起きることはすべて必然、必要であり、ベストのことしか起こらない」という。

それはつまり、「現状肯定」であり、「過去はすべて善」ということでもある。

「過去はすべて善」とは、過去に起こったことは、自分にとって、すべて必要、必然なことだったと得心すること。

いいことがあったときに「ありがとう」と感謝するのはとても必要なことだ。

しかし、五日市剛氏は、「嫌なことがあったときにも『ありがとう』と言ったほうがいい」という。

なぜなら、『ありがとう』という言葉で、不幸や不運の連鎖が断ち切られるからだ。

『プラス発想は、「現状肯定」と「感謝」』

プラス発想で生きていきたい。


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