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2017.7.2

得のさせっこの時代


斎藤一人さんの心に響く言葉より…

21世紀は得のさせっこの時代なんです。

自分は会社でどうやって得をさせるのか。

社会に対してどうやって得をさせるのか。

その人が、無理なくやれることをやるの。

それで「いい就職口ないかな?」っていう人に「たとえばどんな会社?」って聞くと、「給料が多くて、休みが多くて、安定しているところ」とかって、自分の得ばかり考えてるの。

そうすると、一人さんは「あなたの人生は悲劇になるよ」って言いたいの。

だって今の世の中は得のさせっこの時代なんだから、その時代に合った生き方をしてないと、つらいんだよね。

女にモテたかったら、女にとってお得になればいいの。

それで、昔は男らしい人がモテたの。

なぜかっていうと、男らしくないと稼げなかったから。

でも、今の時代は女性もトラックに乗ったり、いろいろな仕事をするようになったの。

そうなると、女が求めるのは男らしい男じゃないの。

求めるものが違ってくるんだよ。

それで神は、女の人に対して向上心をつけてる。

だから女性は、つきあって向上する男性が好きなんだよね。

食わしてくれる男じゃない。

いちばん嫌がられるのは、自分の向上の邪魔をするような男なんだよ。

「あれもするな!」「これもするな!」じゃなく、「仕事でもなんでもやってみな」って。

それで「失敗したら俺が食わしてやるからな」って言える人がモテるの。

なぜかっていうと、相手にとってお得じゃないとダメなんです。

旦那でもなんでも、お得じゃないのはダメ。

世間には社長だからって威張ってる人がいるけど、威張っているのを見ただけで人は不愉快だよね。

それだけでもう、その人はお得じゃない。

だから私は「一人さんが来てくれて良かった」って思ってもらえる自分でありたいの。

そのために重要なのは自分の機嫌は自分で取ること。

私は人に機嫌を取らせたりとか絶対しないの。

なぜかっていうと、私はいつも機嫌がいいの。

誰かに会ったからしあわせとか、こんな話を聞いたからしあわせとかじゃなくて、あなた自身が会って得した、話を聞いて得したって言ってもらえる人になってほしんです。

『(文庫)変な人の書いた世の中のしくみ (サンマーク文庫)』


たいていの人は、まず自分の得になることを考えてしまう。

たとえば、ジャンケンにしても、「自分が負けるジャンケンをして」というとほとんどの人ができなくなってしまう。

相手がチョキを出したら、自分はパーを出すというような、負けるジャンケン。

つまり、今まで我々が価値観として教わってきたことは、「勝つこと」や「得になること」ばかり。

それが、行き過ぎると、自己中心的な人だったり、利己的な人だったりする。

嫌なヤツだ。

相手の得になることは、相手が喜ぶこと。

喜ばせ上手は誰からも好かれる。

それが、会うと嬉しい人、楽しい人、そして、お得な人。

「得のさせっこの時代」

まわりの得になることをいつも考えて、誰かを喜ばす人でありたい。


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