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2017.5.01

宝くじで1億円当たった人の末路


鈴木信行氏の心に響く言葉より…

■7億円とは言いません。一億円でも当たれば、人生が変わる気がするんですが…

以下、マネーの専門家、瀧俊雄氏が答える

宝くじの当選金が払い戻される際、銀行から高額当選者に『【その日】から読む本』という冊子が渡されます。

中には、「当選した興奮と付き合い、落ち着いたらローンなどの返済を優先すること」などが書かれています。

そういう冊子が配られること自体、宝くじが当たった瞬間に舞い上がってしまい、家庭内トラブルを巻き起こしたり、一度に大金を手にしたが故に身を滅ぼしたりするケースが少なからず存在する証拠だと思います。

■どういう悲劇のパターンがあるのでしょうか…

まずポピュラーなのは、家族・親族内トラブルだと聞きます。

例えば、宝くじを当てると家族はもちろん、それまで縁遠かった親族までが直接・間接的に“おすそわけ”を要求してくる。

家族の間でも、お金以外の話題が食卓の会話に出なくなる。

■でも、当てた人が、家族にも親族にも黙っていたら…

現実には、当たる前は「黙っていよう」と思っていても、多くの人はばれてしまいます。

我慢し切れずに自らカミングアウトする人もいるし、隠そうとしてもついつい生活が派手になり周囲に隠し切れなくなる人もいるようです。

人間の浪費というものは一回始まるとなかなか止まらないものなんですね。

すぐエスカレートしてしまいます。

クルマ、旅行、宝飾品…。

浪費はどんどん膨れ上がり、周囲からすぐに「何かあったな」と勘繰られるようになるはずです。

超高級宝飾店で買い物をすれば、豪華なパンフレットやインビテーションが届くようになります。

行けばVIPルームに通される。

この“あなただけ感”、“エクスクルーシブ感”に堪えらえる人は多くないですし、一度味わうとそんな生活を諦めることはより難しくなります。

「急な富裕化」というのはそのぐらい危険なことで、例えば米プロバスケットボールNBAを引退した人の60%は5年以内に破産しているというデータもあります。

■だったら、いっそのこと1億円持って引きこもったらどうでしょう。

そんなふうに大金が入った勢いで仕事を辞めてしまったりすれば、事態は一段と深刻になります。

1億円は使い始めると想像以上の速さで減っていってしまう。

それに、労働が私たちに提供してくれているものはお金だけじゃないんです。

啓蒙主義を代表するフランスの哲学者、ヴォルテールは、かつて「労働は我々を3つの大きな悪から逃れしめる」と言いました。

退屈、悪徳、欲求です。

退屈というのは人生にとって辛いものなんです。

宝くじを当てて仕事を辞めてしまえば毎日、その退屈と向き合わねばならなくなる。

■ならば、起業は?

宝くじで得た資金で事業を始めるなんて最もハイリスクな選択です。

飲食店に行っても3億円分は一生かけても食べきれない。

でも、誤った経営によって3億円を失うのは容易にあり得ることです。

起業するためには入念な準備が必要で、宝くじの当選をきっかけに始めることではありません。

冷静な判断と綿密なプランが欠かせないんです。

でも、人はたとえ少額でも、急に不労所得を得ると冷静ではいられない。

■では、宝くじで1億円当てちゃったらどうすればいいですか…

まず親族内トラブルを回避するため、税理士、弁護士に相談しましょう。

次に、複数の金融機関に相談し、信頼できるファイナンシャルプランナーを見つけて一緒に資金プランを立て、今の生活を変えないことです。

もちろん仕事を辞めてはいけません。

人との付き合い方も変えてはいけません。

この部分さえしっかり押さえておけば、宝くじが当たってもまず大丈夫です。

『宝くじで1億円当たった人の末路』日経BP社


美輪明宏氏は、「正負の法則」の中で、こう語っている。

「良いことがあったときには、施(ほどこ)しをするなどして、そこそこの〈負〉を先回りして自分で意識してつくるとよい」

良いことも、悪いことも、両方とも長くは続かない。

良いことのあとには悪いことが、悪いことのあとには良いことがやってくる。

幸田露伴の「惜福(せきふく)」と同じ。

惜福とは、福を使いつくさないことであり、福を惜しむこと。

感謝を多くし、「おかげさま」の気持ちで日々暮らしたい。


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