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2017.4.2

奴隷から宰相になった男


ダルマ宰相、高橋是清の心に響く言葉より…

《子供の頃から自分は幸せ者だ、運のいい者だと深く思い込んでいた。その思いが私を根っからの楽天家にした。》(高橋是清)

■アメリカで奴隷として売られる

幕末の絵師・川村庄右衛門の子として生まれた是清。

彼は2歳のとき、仙台藩の下級武士・高橋是忠の家に養子に出されます。

その後、横浜の英語塾に通いはじめ、14歳のときに藩の命令でアメリカへと渡ります。

すると、ホームステイ先によって奴隷として売られてしまったのです。

やっとのことで帰国すると、明治維新を経て仙台藩はなくなっていました。

仕方なく大学教官の手伝いなどで働くも、酒や遊びが好きだったこともあり、仕事を失ってしまいます。

■日本銀行総裁、大蔵大臣、そして総理大臣へ

それから知り合いの紹介で官僚になるも、先輩の依頼でペルーの銀山経営者になるために辞職。

しかし大失敗に終わり、またつてを頼り、日本銀行に就職しました。

そこで、日露戦争に必要な戦費を調達するため、イギリス系銀行から現在の金額で4兆円を超える資金の借り入れに成功したのです。

やがて1911年に日本銀行総裁、1913年に大蔵大臣、1921年には総理大臣に就任した是清。

丸い顔と立派なひげから、「ダルマ宰相」とも呼ばれた彼のサクセスストーリーは、失敗しても起き上がる根っからの明るさが引き寄せたのかもしれません。

『成功者が残した引き寄せの言葉』パイ インターナショナル


自分は運がいい、と心の底から思っている人は、どんな事態になっても、いつかは運を引き寄せてしまう。

なぜなら、運がいいと思っている人は、どんなに最悪な条件でも、その中から運がいいことを集め、そこだけにスポットライトを当て、運のいいことしか見ていないからだ。

逆に、運が悪いと思っている人は、どんなに最高に良い条件であっても、その中からうまくいかないことや失敗しそうなことを集め、不運にスポットライトを当て、不運や不幸しか見ていないからだ。

日本の歴史の中でも、高橋是清ほど波乱万丈の数奇な運命をたどってきた人はいない。

だまされて奴隷になる契約書にサインをしてしまい奴隷になり、そこから、あまたの失敗や試練を乗り越え、最後は総理大臣にまで登り詰めた男。

高橋是清の生涯を知れば、たいがいの苦労や失敗は、およそ蚊にさされたような瑣事(さじ)に思えてくる。

「子供の頃から自分は幸せ者だ、運のいい者だと深く思い込んでいた」

自分は運がいいと信じ、楽天的に生きていきたい。


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