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2017.3.10

「好奇心」と「遊び心」


川北義則氏の心に響く言葉より…

「頑迷(がんめい)」という言葉がある。

「あの人はじつに頑迷な人で、本当に困る」

やや硬い表現ではあるが、かたくなに自分の考えに執着し、他人の意見などを聞かない様子をいうときに使う言葉だ。

中高年になると、誰でもさまざまなシーンでこの頑迷さが顔を出し始める。

中高年には、長い人生の中で培った知識、経験則、信念などがあり、それらはそれらで役に立つことは否定しない。

けれども、それを物事の絶対的な判断基準にしてしまうことは、必ずしもいいことではない。

時に、新しい情報、新しいものの見方を排除することになりかねない。

知らず知らずのうちに、澱(おり)のように溜まっていく頑迷の種。

その種を発芽させないために役立つのが「遊び心」である。

「遊び心」を失わず、育てていくポイントはいくつもあるだろう。

私自身はこんなことを忘れずに生きている。

●「面白そう」でまず動く

●「まさか」を検証してみる

●「軽薄」でいる

●「役立たない」からやってみる

●知らないなら、聞いてみる

●若い世代を肯定的に見る

●天邪鬼になる

これがあるうちは、私は枯れないと確信している。

『「枯れない」男の流儀』フォレスト出版


「ディズニーの成功を支えている最も重要な要素は、遊び心と好奇心だ。

遊び心とは、笑うことを愛する、というアピールをする気持ち。

好奇心とは、常に人間の心にあって、想像力によって刺激されて生まれたものだ」(ウォルト・ディズニー)

定年をとうに過ぎた年齢なのに若々しい感性を持っている人がいる。

反対に、実年齢は若いのに、すでに老人のような人もいる。

その違いは、「好奇心」と「遊び心」の有無だ。

「好奇心」と「遊び心」をなくしたとき、人は老いる。

いくつになっても、「好奇心」と「遊び心」を失わない人でありたい。


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