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2017.2.14

面白がってやれる人はステキ


立命館大学教授、陰山英男氏の心に響く言葉より…

世の中には、チャンスを逃がす人とつかむ人がいます。

私は、教師としてたくさんの子どもたちを見てきましたが、大人になった教え子の進路もさまざまです。

プロ野球選手になった教え子、ロケット開発の研究者になった教え子など、子どものころからの夢を叶え、自分らしく人生を楽しんでいる人たちがいます。

ですが、中には、自分らしく生きるチャンスを逃し、「やりたいこと」ができなかった教え子もいます。

両者の違いはどこにあるのでしょうか。

チャンスをつかむ人の多くは、良いことも悪いことも受け入れて、どんなときでも人生を楽しもうとする「ポジティブさ」を持っています。

一方、チャンスを逃してしまう人は、失敗するリスクを過大に評価し、恐れ、行動しません。

新しいことをはじめるときは、リスクがつきものです。

うまくいかないこともたくさんあるでしょう。

けれど、「自分の思うように進まないかも」「失敗してしまうかも」といつまでも不安を抱えていては、何もはじまらないし、何も変わりません。

多少のリスクを取っても、「プラスを面白がる」という気持ちが「ポジティブ」の意味だと私は考えています。

得られること(プラス)より失うこと(マイナス)にフォーカスしている限り、「本当にやりたいこと」はできません。

仕事でも勉強でも、もっとも大切なのは、「楽しむこと」「面白がること」です。

「面白そう」だと思ったら、やってみればいい。

たとえうまくいなかくても、面白がることができれば、やった意味があります。

少しくらい失敗したって、深刻にならずに笑い飛ばせばいい。

そのことがわかっていれば、ポジティブに生きていけるのではないでしょうか。

何かをはじめるとき、もっとも大切なのは「面白がる」という気持ちです。

もっともらしい理屈や理由は必要ありません。

多くの人が新しいことにチャレンジできないのは、理詰めで考えようとするからです。

理屈ばかりであれこれ考えるから、迷いが増えて、行動できなくなるのです。

「ポジティブ習慣」とは、日常の中でリスクを恐れず、失敗を怖がらず、人生を「面白がる」こと。

では、どうすれネガティブな気持ちを払拭することができるのでしょうか。

どうすれば、毎日を面白がることを習慣にできるのでしょうか。

そこには、努力も根性も必要ありません。

やるべきことを絞り込んだら、それを習慣化させる環境を整えるだけ。

ポジティブかどうかは、持って生まれた素質や性格ではありません。

人生で成功するかどうかは、「ポジティブ習慣」を日々の生活の中で「実践しているか・いないか」にかかっています。

『人生を変える ポジティブ習慣』リベラル社


「過去の自慢話しかしない大人が多いじゃないですか。 今、何をやるか。 これから何をやれるか。 何に面白がれるか。 それしかすてきじゃないでしょ」(女優・桃井かおり)

「昔はどうだった」とか「あの時は楽しかったね」、と昔のことばかり話をする人がいる。

一緒にいて楽しい人は、「これからのこと」、「未来のこと」を話をする人だ。

これからのことや未来のことを話をする人は、今を楽しんでいる。

そして、どんなことも面白がってしまう。

失敗や嫌なことも面白がれる人は、どんなことにもチャレンジできる。

失敗したってめげないからだ。

どんなことも面白がってやれる人は、キラキラしていてステキだ。


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