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2017.2.11

美しいこと、さわやかであることが大事


小林正観さんの心に響く言葉より…

お金や勝ち負けに固執して、美しくない、さわやかでない行為を見せてしまうことがあります。


神様はどうもそういう人をあまり応援したくないようなのです。

最初にスポーツを例にとって述べましょう。

スポーツは、とくに『さわやかさ』が要求されるものです。

スポーツは、勝ち負けを便宜的(べんぎてき)に争ってはいるけれども、実は勝ち負けを争うゲームをしている人たちのさわやかさ、さわやかな行動が、そこに参加している人、それを見ている人たちに癒(いや)しや安らぎを与えるのです。

したがって、「勝つためには手段を選ばない」「もう少し気分よくできる方法があるのに姑息(こそく)な手段を使う」という人は、まわりからも神様からも評価されません。

気持ちよく、みんなが笑顔になれるような、「さわやかさ」「美しさ」というものがとても重要なのです。

ある強い力士がいました。

その力士は常々「相撲は喧嘩(けんか)だ」と言い放ち、土俵を割って力を抜いた相手の力士を土俵下へ突き飛ばすというような事例がよくみられました。

印象としては、さわやかなものではありません。

相撲は強かったのですが、あまり美しい土俵態度とは言えませんでした。

本人は、「理不尽な」と思っているでしょうが、その力士は、結局、土俵とは関係のないことで問題を起こし、その結果として力士を辞めざるを得ないような形になったのでした。

あるスケート選手が大きな大会で演技をしていたときのこと。

スケート靴の紐が切れて倒れてしまいました。

もう競技では1位・2位・3位というレベルではありません。

そこで棄権(きけん)してもおかしくないくらいの出来事です。

しかし、その選手はリンク脇に駆け寄り、靴紐を直し、にこやかに出てきて、また残りの時間を演技し続けたのです。

もはや勝敗には関係ありません。

入賞すらできません。

ですから途中で棄権という選択肢もあったのですが、この選手は笑顔で演技を続けたのです。

とてもさわやかな印象でした。

優勝をした選手のときよりも大きな拍手で会場が包まれました。

こういうさわやかな選手を観客も、神様も応援するようです。

スポーツ選手は、さわやかであること、勝敗を競ってはいるけれども勝敗にこだわらない美しい姿を見せることが重要です。

ルールに則り、鍛錬した肉体や技術を駆使(くし)して勝敗を競うゲーム。

それを「スポーツ」と呼ぶのですから、そこで勝敗を争って当然ですが、勝敗にこだわりすぎて、あまりにも美しくない姿を見せると、それはかえってマイナスになります。

勝つために選択した手段があまり美しいものではなかった、さわやかなものではなかったという場合には、神様はその人を応援するということをしたがらないようです。

わかりやすいようにスポーツを例にとりましたが、実生活の中でも美しくない振る舞いをすると、それが自分に返ってくる場合があります。

仕事や商売も同じこと。

お金や売り上げにこだわるあまり、人が眉をひそめるようなやり方を宇宙は好まないようです。

これは極端な例ですが、阪神大震災のときに1杯5000円のラーメンを出したラーメン店がありました。

他に開いているお店もなく食べる物も少ないので、多くの人がそのラーメン店に並びました。

ところが、半年経ったあとは誰ひとりとして行かなくなったといいます。

しばらくしてその店は倒産したということでした。

こういうときほど「人間性」が問われます。

混乱の最中、お金を稼ごう、仕事を成功させようと思った結果、人間としての基本的な「さわやかさ」というものが忘れ去られていたのかもしれません。

「美しい商いの行為」ではなかったように思います。

そういう状況を神様や宇宙は応援しないように思います。

『運命好転十二条: 「天運」を味方にする方法 (単行本)』三笠書房


「国家の品格」を書いた藤原正彦氏は、日本の国柄とは、「私より公を尊重する」「惻隠の情を持つ」「卑怯なことはしない」「恥を知る」等々の価値観があると言っている。

まさに、美しいこと、さわやかであることだ。

この反対の、「公より私を優先させる(自己中心的、守銭奴)」「惻隠の情がない(弱い者いじめをする、もののあわれを感じない、強ければいい)」「卑怯なことをする」「恥知らずな行動」は、醜(みにく)い。

美しいこと、さわやかなことには、余韻がある。

余韻がいつまでも続く人には、また会いたくなる。

魅力があるのだ。

美しいこと、さわやかであることを実践したい。


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