2016.11.25 |
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良い縁を築いていくには |
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松永修岳氏の心に響く言葉より…
「縁」についてもっとも大切な原則を紹介しましょう。
「縁」は、動いて作っていくものです。
まずすべきことは、「縁」を築ける場所に足を運ぶことです。
ただし、「縁」は築ければ何でもいいというわけではありません。
不要な縁を一生懸命築いたところで、それは時間の無駄遣いです。
自分の「目的」へとあなたを引っ張っていってくれる「縁」を、築いていかなければなりません。
では、こうした「良い縁」をどうやって築いていけばいいのでしょうか?
それは、あなたの目指す「方向」にかかわる人が、多く集まる場所に行けばいいのです。
人は基本的に、「自分の方向性」と合致したところに集まってきます。
例えば、健康に関心の強い人は、有機栽培の野菜や無添加の食材などを扱うスーパーに集まります。
大もうけをしたいと思う人は、お金の匂いがする場所に集まります。
芸術家は、アート色の強いスペースに集まります。
皆さんは、今まではどんな場所に対してでも、何げなく足を踏み入れてきたかもしれませんが、それぞれの場所にはそれぞれが発する「氣」があり、それに引き寄せられた人たちが集まってきているのです。
したがって、これからはどこかに足を踏み入れる場合には、その場所のもつ「氣」を理解する必要があります。
『この場所は、いったいどのような「氣」を発し、どういう人たちを引き寄せているのか』
ということがあらかじめイメージできていると、その場所にどのような人たちが集まるのかがわかってきます。
それが、あなたの目指す「方向」と合致していれば、その場所に出向くことで、会いたい人たちとの「縁」を築いていける可能性が高くなっていきます。
そのとき注意したいのが、単なる参加者になってはいけない、ということです。
「袖触れ合うも多生の縁」という言葉がありますが、「縁」そのものは、あくまでも人生の一点で接点をもてたということだけのことです。
「一生お金に困らない人」になるには、「一時的な幸運」をつかむだけでなく、それを持続させることが大切です。
「良い縁」も、一旦、それに出会えたのならば、継続させていかなければなりません。
したがって、良い縁を築いていこうと思ったら、ただ一時的に足を踏み入れるだけではなく、その場所に住むことです。
そこまで深くかかわってこそ、縁を築いていくことができます。
ただし、場所によっては、地価が高くて、家を買うにしても借りるにしても、難しいということもあります。
そのときは、その場所にオフィスのある会社で働くという方法もあります。
自分が目指す方向性に合致した場所で暮らしたり、仕事をしたりすることが重要なのです。
そこで暮らしていくことで、「良い縁」にめぐり合え、また、自分自身もそうした氣を発する人間へと変わっていけるのです。
『一生お金に困らない人の運の習慣<一生お金に困らない人の運の習慣> (中経出版)』
「孟母三遷(もうぼさんせん)の教え」という言葉がある。
孟母の家族は、はじめ墓場のそばに住んでいたが、孟母が葬式のまねをばかりして遊んでいるので、次は市場の近くに引っ越した。
すると、今度は商人の駆け引きのまねばかりして遊ぶので、次は学校の近くに移り住んだ。
すると今回は、礼儀作法をまねるようになったので、この場所こそが子供の教育にふさわしいと、三回目にしてそこに定住したという。
不良ばかり集まる場所で暮らしたり、不良のグループに出入りすれば、多くの者は不良になる。
勉強好きで、起業する意欲のある人たちが集まる勉強会に参加すれば、多くの人は起業するようになる。
「人は基本的に、『自分の方向性』と合致したところに集まってくる」
良い縁を築いていきたい。 |
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