2016.11.18 |
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ツイているものとつきあう |
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船井幸雄氏の心に響く言葉より…
《長所伸展法…よいところ、得意なこと、 上手にできることを伸ばしていく方法。長所を伸ばしていけば、 短所は自然に消えていく》 (船井幸雄)
「長所伸展法」がうまくいくのは、それが「ツキの法則」 にかなっているからです。
ツキをもたらすもっとも初歩的な方法とは、「 ツイているものとつきあう」ことです。
長所伸展法とは、自分のなかの「ツイているもの」… うまくできること、自信があること、好きなこと…を見つけて、 それとつきあっていくということなのです。
また、長所を伸ばすことは、「天地自然の理」 にかなう行為であります。
宇宙は絶えず生成発展し、時とともによくなるようにできているのが天地自然の理ですから、当然、その自然の一部である人間もまた、未来に向かっておのずと成長していくのが本然のあり方です。
したがって、長所であるよい部分はさらに伸びていき、その人の成長や可能性の伸展に加速を与えます。
伸びたプラスの部分が短所のマイナス部分を補って、多少の凸凹はあっても、規格の枠を超える大きな可能性を秘めた人間に育つ。
そういう利点も長所伸展法にはあります。
人はだれでも、それぞれ固有の長所をもっています。
そのよい部分を見つけて、認め、とことん伸ばしていく。
それがもっとも天地自然の理にかなう成長法則なのです。
したがって、自分の長所をとことん伸ばしてみることに注力して、その段階では、短所には目をつぶっていい。
短所など気にせず、ひたすら長所とつきあってみる。
これが能力を伸長させ、ツキを呼び込むコツです。
長所は伸ばすためにあり、短所は触らないためにあるのです。
『法則』サンマーク出版
「絶えざるスキル・アップを達成するために最も重要となるのは、自分の強みを把握することです。
自分が何を得意とするのかを知り、磨きをかけていく…これこそ個人のイノベーションの要諦であり、成果を挙げ続けていくための唯一の方法です」
と語ったのは、ピーター・ドラッカー。
また、短所についてはこう語っている。
「不得手なことの改善にあまり時間を使ってはならない。
自らの強みに集中すべきである。無能を並みの水準にするには、一流を超一流にするよりも、はるかに多くのエネルギーと努力を必要とする」
「ツイているものとつきあう」というと普通は、「ツイている人とつきあう」、ということだけを考えてしまう。
もちろんそれが大事なことは言うまでもないが、自分の中のツイているものとつきあうことの方が、もっと大事だという。
自分の中のツイていることとは、「長所」のこと。
短所には目をつむり、ただひたすら長所を伸ばすことに力を注ぎたい。 |
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