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2016.11.16

人生は、旅のようなもの

大徳寺大仙院間栖、尾関宗園

大聖国師・古岳は、武士の血を受けた気骨ある人だった。

死出の旅立ちに臨んで述べた最後のことば(遺偈・ゆいげ)は、いかにも峻烈(しゅんれつ)なその人柄を反映するかのように、気概にみちあふれている。

人生は、旅のようなものだという。

「旅」という文字は、古くは、旗の下に集まった多くの人をあらわす文字であったと聞く。

つまり、多くの人が集まっているのが旅だ。

古代では、人々が遠くへ行くとき、集団で移動したので、そこから旅の意味になったのだという。

旅とは、大勢の人々と、行動を共にすることである。

人生は、常に、多くの人と接し、多くの人と喜怒哀楽を共にしながら生きてゆくことである。

しかし、決して和して同じない。

他人に迎合せず、自分が自分であることを、はっきりと見つめながら生きていく。

自分が、自分の本質に目覚めることを自覚という。

自分が自分に目覚めれば、他人の中の自己に対してもまた、同じように目覚める。

旅は道連れという。

旅の中で、人がそれぞれ、自己に目覚めるところに、旅の楽しさはいちだんと増す。

そして、最後は一人で道を歩む。

これが、一人旅である。

『心配するな、なんとかなる』PHP研究所


「君子(くんし)は和して同ぜず、小人(しょうじん)は同じて和せず」(論語)

すぐれた人物は、協調はするが、いたずらに同調したり、調子を合わせたりはしない。

しかし、つまらない人間は、表面上は賛成したり、調子を合わせたりするが、心から共感したりはしない。

人生という旅は、この今という時代を、応援してくれる人、共感してくれる人、好きな人もいれば、気が合わない人や、足を引っ張る人、批判する人もいて、それぞれが、死というゴールに向かって進んでいく。

山もあれば谷もあるし、嵐の時もあれば、晴れの時もあり、冬や秋もあれば春や夏もある。

そして、最後は一人旅となる。

「和して同ぜず」

人生という旅を楽しみたい。



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