2016.11.9 |
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嫉妬はチャンス |
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医学博士、中野信子氏の心に響く言葉より…
《「嫉妬(しっと)」や「妬(ねた)み」を感じる人ほど生きる力がある》
不快な感情と戦い、克服してきた個体ほど生命力が強く、生き延びてきました。
嫉妬、妬み、羨(うらや)ましさを感じるというのは、それだけ生きる力があるということ。
それらの感情は、個体を強化するチャンスなのです。
ただ、過度なネガティブ感情は集団の行動を乱す側面があります。
当たり前に生じるネガティブ感情と自分が、どう向き合うか。
一度、脳で認知すると消去はできないんで、抑えるのは一番ダメ。
上手に付き合っていく方法を身につけるべきでしょう。
『生きるのが楽しくなる脳に効く言葉 (カリスマの言葉シリーズ)』セブン&アイ出版
「発憤忘食(はっぷんぼうしょく)」
という孔子の言葉がある。
憤(いきどお)りを発して、食べることも忘れる、ということだ。
嫉妬や妬みは、愚痴や悪口、文句を言ったり、人を非難したりするようになるネガティブな感情だ。
しかし、それが自分を奮い立たせるための発憤の材料となるなら、それもまた必要なポジティブ感情となる。
嫉妬や妬みという感情は一般的にはない方がよいとされている。
負の怨念(おんねん)のようなイメージがあるからだ。
だが、人間は、怒りも含めて、喜怒哀楽の感情の起伏が激しい人の方が、生きる力もあり人間的魅力がある、というのも事実だ。
全く感情の起伏のない、ロボットのような人が好かれるとは到底思えない。
「嫉妬はチャンス」
生きる力を身につけたい。 |
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