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2016.10.30

品よく、遊ぶように生きる

精神科医、斎藤茂太氏の心に響く言葉より…

■無用なおしゃべりをすること

■自慢話をすること

■よく知らないことを、さもわかっているように人に教えること

■酒に酔って理屈をいうこと

■腹を立てて理屈をいうこと

■なになにをやろう、と空約束をすること

■オレがこうした、これをした、と自己主張すること

…これは良寛さんの『戒語』から、拾ったもので、ここには、 いわば「良寛流・人間関係のルール」といったものが、 九十条にわたって記されている。

良寛さんといえば、泥棒が家の中に忍び込んできたので、狸寝入( たぬきねい)りをして、布団を持っていかせた。

あるいは、床下から竹の子が生えてきたので、 頭を押さえられるのはかわいそうだと、床板をはがし、 屋根にも穴をあけてやった…

そんなエピソードの持ち主だ。

寺に属さず、人に説教することもなかったという、 お坊さんらしくないお坊さんだ。

出世や、ぜいたくな暮らしや、 名誉や地位といったものには完全に背を向けて、 遊ぶように生きていきたい…と願い、実践した人でもあった。

しかし、人を不愉快にさせるようなこと、 人を怒らせるようなこと、 人を悲しませるようなことは決してするべからず、 と自分に強く言い聞かせていたのである。

ゆっくりと、ゆうゆうと生きるのはいい。

ただし、人としての品格は失わずにゆきたい。

人から軽蔑(けいべつ)されたり、 人から後ろ指を差されるような生き方では、自分の身に「豊かさ」 がつかないのである。

良寛さんは、小さな草庵(そうあん)に住み、 持っているものといえば、 夜寝るときのせんべい布団ぐらいしかなかった。

そのせんべい布団さえ、泥棒にくれてやる。

しかし、良寛さんには、どこか「品格」がある。

良寛さんが、村の人たちに愛された一生だったのは、 人への細やかな気配りを忘れなかったからではないか。

自分への戒めを胸に収めて、その上で、遊ぶように生きる…

世俗的な欲望とは無縁でいるところに、人としての「品のよさ」 が生まれてくるのだ。

『「ゆっくり力」ですべてがうまくいく (集英社文庫)』


品がいい人は、乱暴な言葉や、 人を不愉快にさせる言葉は使わない。

それが、良寛さんがいつも大切にしていたという、「和顔愛語( わげんあいご)」。

「和顔愛語」とは、おだやかで優しい顔つきと、 優しくて思いやりある言葉のこと。

「和顔愛語」は、まわりの人をほっこりさせ、 なごやかな気持ちにさせる。

その反対の「不機嫌な顔をして、冷たい言葉や暴言を吐く人」は、 まわりを凍らせ、嫌な気持ちにさせる。

「人生は冥途(めいど)までの暇(ひま)つぶし」(今東光)

「自慢しない」「知ったかぶらない」「理屈っぽくならない」「 空約束をしない」「偉そうにしない」…。

品よく、遊ぶように生きる人には限りない魅力がある。



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