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2016.10.25

人情味がなくなったら終わり

斎藤一人さんの心に響く言葉より…

私がお金を大事にするから、お金も私を大事にしてくれる。

私が人を大事にするから、いい人に囲まれてるんです。

大事にするっていう気持ちはね、人情なの。

そして、人間っていうのは、人情がないのがいちばん損をするようになってるんです。

人間には人間の情があるんです。

それを、人情というんだけど、人情味がなくなったら終わりなの。

じゃあ、人情って何ですかって、人に好かれるような人は、人情があふれてるの。

逆に、人に嫌われるような人間には、人情がないんです。

いばってる人、おっかない顔をしてる人、人が嫌がることを言う人…そういう人には、人情がないんだよね。

人情がない人は、何をやっても嫌われるに決まってるんです。

あのね、昔はお金を持ってるだけでもよかったの。

だけど、21世紀っていうのはね、お金を持つこともたいせつだけど、人格者になることもたいせつなんです。

人格者って言うと、難しく感じるかもしれないけど、全然そんなことないんです。

いちばんの幸せってね、お金を持っていばることじゃないんだよ。

お金を持ってもいばらないで、誰にでも丁寧にすることのほうが、実は幸せなの。

人格者って、そいういうことなんです。

いばるっていうのは、必ず弱い人に対してやることなの。

言葉を換えると、それは「弱い者いじめ」なんです。

で、弱い者をいじめている人が人気が出ることって、絶対にないんです。

正義のヒーローでも、強いやつと戦うことはあっても、弱い者と戦ってるやつはいないでしょ。

いばってると決して正義のヒーローにはなれないんです。

そもそも、いばってると周りの人間は嫌な気分になるよね。

そうやって周りの人を嫌な気分にさせたこと自体、人って損をするうようになってるんです。

いばってる人は嫌われるから、商人でもサラリーマンでも、絶対に仕事がうまくいかないんです。

お金を持っていばっちゃったら、その人は成功者じゃないんです。

だって、人から嫌われるためにお金持ちになったんじゃないでしょって。

成功者って、精神的にも成功者じゃないといけないんです。

『斎藤一人 お金に嫌われない大成功の仕組み (借金持ちからお金持ちに変えてくれた大富豪の教え)』(千葉純一)マキノ出版


斎藤一人さんはこう語る。

「正しいことって、時代によっても違ってくるんです。

例えば、松下電器(現在のパナソニック)を創業した松下幸之助さんが現役の頃は、どんどん会社を大きくして、社員を増やさなければいけなかった。

モノのない時代だったら、世の中を便利なものでいっぱいにすることが正しかったんです。

ところが、今はモノがあふれていて、心の時代に変わってきたんです。

だから、サービスっていうのは、お客さんの心に訴えることじゃなきゃいけないんだよね。

価値のある商品に、さらに付加価値をつけて、お客さんの心を動かすサービスが必要なんです」

もちろん、モノも大事だが、今はモノプラス、心を動かす何かが必要。

その心を動かす、大事な要素のひとつが、「人情味」。

人情味とは、人間らしい心のあたたかみのこと。

心があたたかい人は好かれる。

心のあたたかい、人情味あふれる人でありたい。



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