2016.10.13 |
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人に好かれる人の特徴 |
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本田健氏の心に響く言葉より…
人に好かれる人の特徴の一つは、「分け隔てがない」ことでしょうか。
人に好かれる人は、ポジティブな人ともネガティブな人とも、社会的地位がある人ともない人とも、人間関係を上手に持っています。
相手がどこかの会社の社長でも、フリーターだったり、引きこもっていたりする人でも、変わらず普通に接しています。
こういう人には、「相手がこういう人物だったら、こう扱う」というようなマニュアルはありません。
「一人の人間」として扱うので、相手も「大切にされた」と感じるのではないでしょうか。
興味深いことに、人間関係でトラブルを起こしやすい人ほど、自分の人脈の中で序列をつけています。
自分より上の人には丁寧に接するのに、自分より下だとみると、ぞんざいに扱ったり、傲慢な態度を取ったりするのです。
分け隔てのない人は、話をするときも、なるべく相手が共感できるポイントを意識しながら、
「この年代の人だったら、こういうことに興味があるかな」
「こういう職種の女性だったら、こんな話し方をすると響くかな」
と想像力を働かせながら、会話を進めていきます。
もちろん、彼らもはじめからそういうことができたわけではなく、いろいろな失敗を経て、そういう会話のスキルを身につけたのでしょう。
人間関係を上手に保つためには、人を理解するための努力も必要だということです。
人間関係で大きな問題の一つは、「聞いてもらっていない感じがする」ことです。
特に、女性は、「男性に話を聞いてもらいたい」という強いニーズがあります。
男性は、人の話を物理的に聞いてあげればいいと考えがちです。
しかし、女性は話を聞いてもらうだけでなく、「共感してもらいたい」のです。
そして考えてみれば、共感してもらいたいのは、女性だけではありません。
どんな人も、人に聞いてもらいたい、わかってもらいたいと感じています。
つまり、誰にでも好かれる人になるための簡単な方法は、「人の話をじっくり聞いて、理解しようとする」ことなのです。
そのためには、相手をそのままで受け止めることが、大事になってきます。
どんな人とも普通に接することは、簡単なようでなかなかできません。
ぜひ挑戦してみてください。
『なぜ、あの人はいつも好かれるのか (単行本)』三笠書房
よく、飲食店や小売店で、大声で怒鳴っている人がいる。
そういう人は、自分より強い人の前では、絶対に怒ったり怒鳴ったりしない。
自分より弱い立場の人、絶対に言い返さない人の前でしか、それをしない。
顔色を見て、人によって行動を変える、卑怯(ひきょう)な人間だ。
日本では古来より、武士道精神の中核をなすものとして、弱者への同情や共感、惻隠(そくいん)の情、卑怯なことを憎むこころ、などがあった。
弱者への共感とは、弱い者いじめをしないことであり、つまり「分け隔てがない」こと。
惻隠の情とは、相手の立場に立って、ものごとを感じ取るという、相手の心情を深く理解することであり、相手の痛みや気持ちがわかるという「思いやりの心」があること。
惻隠の情のある人は、「人の話をじっくり聞いて、理解しようとする」ことができる。
人に好かれる人の特徴は、「分け隔てがない」こと、「人の話をじっくり聞いて、理解しようとする」こと。
人に好かれる人でありたい。 |
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