2016.10.11 |
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運の強化書 |
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山崎拓巳氏の心に響く言葉より…
皆さんのまわりにも「あの人、いつも運がいいよなあ」と思うような人ががいませんか?
そんな人に共通しているのは「陽気、明るい」ということ。
「あの人、いつも暗くて、負のオーラが出ていて、だけどなんだか運がいいんだよね」なんていう人は、あまりいないですよね。
それって、性格の問題でしょうか?
だったら、自分はいつもそんなに陽気なほうじゃないし、とても強運になれないよと思うかもしれませんが、そうじゃないんです。
運がいい人が陽気で明るいのは、必ずしも性格からくるのではなく、自分の基本的マインドセット(心持ち)として「快」でいることを常に心がけているからなんですね。
いろんな人から「ためになる話」を聞くのが好き。
「そうか、なるほど」と合点がいく瞬間が好き。
こんなふうにいろいろな「好きな瞬間」をいっぱい持っているってこと。
そして大事なのは、そういった自分の状態をいつもちゃんと認識していて「あ、ちょっと迷ってる」「(運が)下がってる」ということも見逃さないことです。
運がいい人だって人間です。
迷うこともあれば悩むこともある。
ただ、1つだけ違うのは、そこからどんな状態に自分を持っていきたいのか、自分が「快」の感情になれる出口をちゃんと見ているということでしょう。
僕の場合はどうしているかというと、かつてこんなことがありました。
あるとき、右手を痛めてしまって曲げにくくなったのです。
もう、すっごく不自由。
毎日、すごい数のメールを打ったりパソコンでやらないといけない仕事があるのに、ゆっくりしか手を動かせないので「あー、もうっ!」ってなります。
そこで「そうか、『快』の感情になれる出口を探そう」と考えました。
すると「まったく手が使えないわけじゃない」という出口が見えたんです。
今の状態が、実は出口だった―。
だとすると、打ち間違えても「そうか、これはゆっくりやれってことだ」と認識して、いつもより丁寧に気持ちを込めてメールを打てました。
すると、そうやってゆったり仕事をしていることが「わりと心地いいじゃん」と思えてきたのです。
これって、すごく不思議でした。
生きているといろんな出来事がありますが、それと向き合う自分には2つの視点が必要です。
「事実」と「意味づけ」という視点です。
通常、何か失敗をしてツイてないなぁと凹んだときは「失敗した(事実)」と「ツイてない(意味づけ)」がセットになっているわけです。
どんな出来事や結果もそうですが、起こっていることの「事実」は変えられません。
何かの失敗をしたとしても「失敗はなかった」というのはウソです。
それは事実を隠蔽してしまっているのでダメ。
事実は神様が決める出来事なのだから、それは受け入れるしかない。
だけど意味づけのほうは、自分がやっていることなので変えてもOK。
運がいい人というのは、基本的にそんなふうに「事実を受け入れて、意味づけで出口を探す」というマインドセットを習慣化しています。
変えられるものを変える勇気。
変えられないものは受け入れる広い心。
その違いがわかる知恵を手放したくないですよね。
ちょっと自分のマインドセットが落ちこんでるなぁ、と感じたときは、そんなことを自分に言い聞かせて(アファメーションして)自分で「快」になれる出口を見つけるようにしてみてください。
『運の強化書』SBクリエイティブ
自分の基本的マインドセット(心持ち)として「快」でいることを多くするには、「好きな瞬間」をいっぱい持っているってことだという。
それは、ちょっとしたことでも、笑ったり、驚いたり、あるいは、相手の話をよく聞いて、大きくうなづいたリ、あいづちうったりできる人のことでもある。
好きな瞬間とは、肯定し、共感する瞬間でもあるからだ。
中でも、最高の肯定は「笑い」。
しょっちゅう笑っている人に暗い人はいないし、ツイてない人もいない。
また、「事実」と「意味づけ」とは、小林正観さんのいう「見方道」と同じ。
小林正観さんは、すべての物事、事象には、「幸、不幸」はないという。
それは、それを「幸福と感じる人」と、「不幸と感じる人」がいるだけ。
それはたとえば、転んでケガをして、「この程度ですんでよかった、ありがたい、幸せ」と思う人と、「まったくツイてない、最悪だ、不幸だ」と思う人がいる。
運をよくするには、「笑い」と「見方道」。
運を強くする方法を身につけたい。 |
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