2016.10.5 |
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人生を楽しく生きるには |
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小林正観さんの心に響く言葉より…
人生を楽しく生きるというのは、どういうことでしょうか。
「高級店で料理や酒を楽しむ」
「好きなだけお金を使って遊ぶ」
「テーマパークや遊園地で思いっきり遊ぶ」
「海外旅行に出かける」
「リゾート地でゆっくりと過ごす」
それはそれで楽しいと思います。
けれども、人生を楽しむ本質ではありません。
人生の真の楽しみ方は、
「自分の存在が喜ばれているという喜びを実感しながら生きていく」
ということ。
まわりの人から、
「あなたがこの世にいてくれて嬉しい」
「あなたに出会えて良かった」
「あなたがそばにいてくれるから人生が楽しい」
と言ってもらえる。
それが喜び、楽しみ、幸せだと感じる毎日を送ることです。
あなたがものすごく欲しいものを手に入れたとします。
確かにそれも楽しく、幸せなことかもしれません。
しかし、人に感謝されるのと感謝されないのでは、喜びの質と大きさが違います。
「人に喜ばれる存在」になった喜びは、人間にとって最高の喜びなのです。
ほかより抜きんでる必要はありません。
優れている点がなくても大丈夫です。
どんな立場からでも、どんな角度からでもかまいません。
自分らしさを生かして社会に参加すれば、それだけでいい。
「家をつくる大工さんの仕事はみんなに喜ばれている」
「熟練したプロの技で、頑丈な壁に仕上げてくれる左官職人も、みんなに喜ばれている」
「毎朝欠かさず、新聞や牛乳を配達してくれる人も、みんなに喜ばれている」
「私たちを安全に運ぶ電車の運転士や旅客機のパイロットも、みんなに喜ばれている」
「人に感動をもたらしているプロスポーツ選手も、みんなに喜ばれている」
「人を笑顔にするお笑芸人も、みんなに喜ばれている」
「子育てをしているお母さんも、人類の宝のために貢献することでみんなに喜ばれている」
大切なのは本人が「喜ばれている」と実感して生きているかどうか、です。
あなたはどれくらい「喜ばれている存在」になっているでしょうか。
今からでも大丈夫。
ぜひとも喜ばれていることを実感して、まわりに「ありがとう」と伝えてください。
それが本当の意味で「人生を楽しむ生き方」であり、真の「人生の目的」だと私は思うのです。
『努力ゼロの幸福論』大和書房
「人に喜ばれる存在」の反対は「人に喜ばれない存在」。
喜ばれない人は、まわりから嫌われたり、いやがられたり、避けられたりする。
だから、まわりから人がいなくなる。
喜ばれる人は、まわりからお礼をいわれたり、感謝されたり、うれしいとか、幸せとか、楽しいとか言ってくれる。
だから、まわりに人があつまる。
お金がどんなにあろうが、美人でスタイルがよかろうが、学歴があろうが、まわりから喜ばれていなければ、人生を楽しく生きることはできない。
自分が喜ばれている存在であることを実感し、そして、まわりに感謝する。
人生を楽しく生きてみたい。 |
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