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2016.9.15

対人魅力とは


神岡真司氏の心に響く言葉より…

心理学では、人が他人に対して抱く好意や嫌悪感情のことを「対人魅力」といいます。

これを決定づけるのが、「他者の身体的魅力」「近接性」「単純接触効果」「類似性の法則」「相補性(そうほせい)」「好意の返報性」など。

出会ったばかりのころは相手の情報が少ないこともあり、「他者の身体的魅力」、つまり容姿に惹(ひ)かれます。

当たり前すぎてつまりませんが、初対面のファーストコンタクトではいわゆるイケメンや美女のほうが対人魅力は大というわけです。

それでは残念な容姿の人は対人魅力が乏しいのかというと、そうとも限りません。

ここで注目したいのが、近接性、単純接触効果です。

近接性は、物理的に身近にいる人に対して親しみを持つ心理効果のこと。

例えば、家が近い、席が隣同士といったことで親しくなりやすいといったことです。

対して、単純接触効果は、目にする機会が多くなれば多くなるほど対人魅力が増すことをいいます。

「熟知性の原則」がもたらすもので、人は何度も繰り返し顔を合わせることで相手に対しより親しみを感じるようになり、好意も抱きやすくなるという効果です。

ちなみに、類似性は価値観が似ていて同じような経験をしていることに、逆に相補性は、自分にないものを持っていること、です。

対人魅力はこうした複数の要素が集まった総合的なものなので、意図的に各要素を強化していけば、相手の好意をアップすることも期待できる、と机上では考えられます。

試しに、同じ職場などに気になる人がいたら、挨拶を心がけるようにしてみましょう。

相手は何度もあなたの顔を見ることになります。

これまでは恥ずかしくて気づかないふりをしていたかもしれませんが、こうすれば、単純接触効果ポイントが稼げるはずです。

ただし、対人魅力がアップしても、残念ながら期待する効果は得られない場合もあります。

それは、ファーストコンタクトで嫌悪感を抱いてしまった人物や物事の場合は、逆に見れば見るほど嫌いになることもあるからです。

初動で嫌われてしまったら元も子もありません。

初対面での挨拶などは無難に、最悪嫌われないようにしましょう。

『ヤバい心理学 (日文新書)』


この「対人魅力」は、何も恋愛とか男女の関係だけのことではない。

人間関係全般や、販売や営業などでも同じことが言える。

それを藤村正宏氏は、こう語る。

「商品や会社がどんどんコモディティ化している時代。

商品のスペックや性能では、モノは売れない。

そういう時代に消費の動機になるのは『関係性』になっていくって思うんです。

だって、どこで買っても同じ商品だったら、知っている人から買いたい。

友達や親戚から買いたい。

そう考える人が大半ですよね。

人は同じようなモノを買うときに、『関係性』の深いほうで買う」

「他者の身体的魅力」は商品でいうならスペックで、「近接性」も、「単純接触効果」も、「類似性の法則」も、「相補性」も、「好意の返報性」も、すべて「関係性」。

現代において、関係性をより強くする効果的な方法は、Facebookや、Twitter、ブログなどのSNSによる発信。

発信の頻度が多ければ多いほど(もちろん限度はあるが)、発信者のひととなりや考え方もわかる。

実際には会っていなくても、親しみがわき、関係性ができる。

自分の対人魅力度を高めたい。


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