ご注文はこちらから


パクチーのサプリメント・パクチーエナジーゴールド(コリアンダーのサプリメント)
トップページ製品紹介特長・成分会社案内特商法に関する表記買い物カゴよくある質問人の心に灯をともす


2016.9.10

思い通りにいかないから人生は面白い


曽野綾子氏の心に響く言葉より…

たとえば、入社試験を受けて、「彼は入ったのに、私は落ちた」みたいな話がよくあるでしょう。

私は自分がもし落ちていれば、必ず、落ちたほうがよかったんだ、と思うたちです。

この前、第一志望の会社に就職できなかったという人に会った時、

「その会社にはすごく嫌な奴がいて、入らなかったほうがよかったのよ」

と言いました。

「自分の良さをわかってくれない会社なんか入らなくてよかった」でもいいのですが、私がその会社に入っていたら将来、何か自分に悪いことがあるだろうという気がする。

そして、受かった第二志望の会社に、自分がやるべき任務があったんだ、と受け取るのです。

楽観主義者だと言われればそうですが、私はうまくいかない時はいつも神さまから「お前は別の道を行きなさい」という指示があったと思うんですね。

だから運が悪い場合はそこでぐずぐず悩むのではなくて、運命をやんわり受け入れられる心理でいたい。

そして、次の運命に協力的になる。

自分で望んだわけではないけれど、それによって神さまは私に何をご期待ですか?と考えるわけですね。

そうすると、たいてい運命が開けてくるものです。

事実、最善ではなく次善で、うまくいった人はたくさんいます。

「ほんとうは三井物産か三菱商事に行きたかったけれど、競争が激しくて、入れんかった。

それで地方の小さな会社に入社したら、大学を出ている社員も少ないし、あんまり頭の切れる同僚もいなくて、気がついたら社長になっとったわ」

というような人は、実に多い。

「オレは、こんな会社じゃなくて、もっと一流の会社に行きたかったんだ」と嘆くのではなく、「拾っていただいてありがとうございました」という謙虚な気持ちで、一所懸命にそこで働く。

そうすると、結構うまくいくことが多いですね。

《思い通りにいかないから人生は面白い》

『人間の分際 (幻冬舎新書)』


人間の価値は、思い通りにいかなかったときに、どう考えるか、どんなふうに行動するかによってわかる。

どんな理不尽なことでも、それを従容(しょうよう)として受け入れるか、それとも不平不満と愚痴のオンパレードで過ごすのか。

うまくいかなかったり、落ちぶれてしまったときに、どう動くか。

見苦しくジタバタするのか、はたまた従容という、危機のときにもゆったりとして慌(あわ)てて焦(あせ)ったりしていないか。

何をしたかではなく、何をしなかったかを見る。

「入れなくてよかった」「失敗してよかった」「うまくいかなくてよかった」と考えることができる人は、何度失敗しても、うまくいかなくても、必ず何度でも立ち上がることができる。

「思い通りにいかないから人生は面白い」と思える人でありたい。


人の心に灯をともす 一覧へ戻る