2016.8.21 |
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感じの悪い話し方をしない |
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斎藤一人さんの心に響く言葉より…
話し方で何がいちばん大切かというと、「感じの悪い話し方をしない」ということだよな。
感じの悪い話し方ってどういうことかというと、言葉にトゲがあったり、毒があったり、相手を傷つけるような言い方だったり。
これを直すとき、話し方だけ変えるよりも、「役柄を変える」と思わないとできないんだよ。
いいかい、よく考えてよ。
今までのあなたの人生が上手くいかないのは、“人生が上手くいかない話し方”をする役柄になっちゃってるからなんだよ。
もうあなたのイメージが、人からも自分の中でもできちゃってるの(笑)。
だから、いいかい、自分を俳優だと思ってごらん。
神さまという監督がいて、たとえばあなたが人生が上手くいくコンビニの店員をやるとしたら、“日本一感じがよくて、明るく楽しい話し方をする店員なんだ”という役作りをしないと、絶対にできないよ。
それから、会話を相手と自分だけだと思うと、言葉は変えられないんだ。
なんでかというと、相手がトゲのあることを言うと、自分もトゲのある言葉で返すというように、日常会話が成り立っているんだよな。
それを、「自分は、相手がどんなにトゲのある言葉を言っても、そいうトゲのある言葉を言わないという役柄なんだ」と思わないと、つい頭にきちゃうんだよね。
それで、頭にくるから言い返す。
言葉というのは心から出るものだから、心や自分の役柄やイメージを変えるんだというつもりにならないと、言葉だけを変えることはできないよ。
言葉が変わると、この世の中のすべての出来事や自分の人生が変わってしまうぐらい、変わっちゃうんだ。
今までは、この人にこう言えばこう返ってくるというように、パターンが決まっていたんだよ。
それを自分が返す言葉を違う言葉に変えたとき、相手は「あれ?」と思う。
あなたの言うことが変われば、世間の見る目も変わる。
そこで初めて運勢が変わるんだよね。
たとえば、相手が毒のある言葉を次々言ってきても、自分は絶対に言わない。
オレに「金持ちって感じの悪い人が多いよね」と言う人がいたら、その人に自分も同じような毒のある言葉を返したり、倍返しをしたりすると、自分の運勢がたちまち悪くなる。
それを、「それは感じの悪い人がお金持ちになっただけだよ(笑)。お金持ちだって、いい人はいっぱいいるよ」とか、「オレも人よりお金持つようになったから気をつけているんだ」とか、自分は受け流して、いい言葉を返す。
わかるかい?
「相手が言った毒のある言葉にキレイな言葉で返すという、神さまが出してくれたゲームなんだ。自分はそいう役柄なんだ」と思わないとできないんだよ。
よく、人を傷つけるようなことを言っているのに、「根はいい人なんだけど」と言ったりする。
根がいい人はそいういうことをしないんだよ(笑)。
そういうおかしい人とは付き合わない。
運勢が悪くなるから、できるだけ逃げるようにしたほうがいい。
そういう人に会っても、自分は絶対にやらない。
それが大切。
『斎藤一人 大富豪が教える 大金持ちになる話し方』“宮本真由美著”PHP研究所
会うたびに、相手の気分を盛り下げる人がいる。
言葉に愛がなくて、感じの悪い話し方をするからだ。
「愛語よく回天の力あり」
道元禅師の言葉だ。
愛語は、困難な状況や難しい局面を、ひっくり返す力を持っている。
ネガティブな言葉や悪意の言葉は、一瞬にして気持ちが萎(な)え、場が盛り下がる。
愛のある言葉は人の気持ちをほっこりとさせる。
感じのいい話し方をする人でありたい。 |
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