2016.8.19 |
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誰かを知っている人を知っていること |
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マックス・ギュンター氏の心に響く言葉より…
私たち人間は運を味方につけなければうまく生きられない。
運がなければ、何事も思うようにはいかない。
「成功」の定義がどのようなものでも、運は成功するための欠かせない要素なのだ。
あなたが人生で得たいものは何だろう。
金持ちになること、有名になること、プロとして尊敬されること、幸せな結婚、愛されること…。
それが何であれ、すでに手に入れているだろうか。
ほとんどの人が「いいえ」と答えるに違いない。
まだ目標を達成していないのだ。
なぜだろうか。
自分の人生を振り返ってみてほしい。
ゴールへたどりつくのを邪魔しているものは何か。
能力が足りないのだろうか。
あるいは単に運が悪かったのか。
「運が悪かった」という答えは、間違いなく当たっている。
何か目標に向かって努力している人たちは…例外はあるにせよ…たいてい「正しい」。
目標にたどりつけないのは、往々にして運がなかったからだ。
それを証明する事例は数えきれないほどある。
先日、地元のアマチュア劇団の芝居を見に行ったときにもそのことを痛感した。
多くの劇団員はプロになることが夢だと語ってくれたが、なかなかチャンスがめぐってこないようで、半ばあきらめているようだった。
なぜチャンスがやってこないのか。
才能がないのだろうか。
そうではない。
彼らはテレビや映画でいつも目にするスターと同じくらいに演技が上手だった。
では、その違いは何か。
一握りのスターが頂点に登りつめる一方で、それほど能力が変わらない数多くの俳優や女優が地元の小さな劇団でしか役をもらえないのはなぜだろうか。
答えは一つしかない。
「運」だ。
運をつかむには、適切なときに適切な場所にいること、そして誰かを知っている人を知っていることが必要なのだ。
「正しい」だけでは十分ではない。
『運とつきあう 幸せとお金を呼び込む13の方法』日経BP社
安岡正篤師が紹介した言葉がある。
「縁尋機妙(えんじんきみょう) 多逢聖因(たほうしょういん)」 (宝苑珠林より)
『縁尋機妙』とは、良い縁は次から次へと良い縁を結んでくれる。
縁とは誠に不思議なものであり、計らざるもの、思いがけないもの。
『多逢聖因』とは、結果には必ず原因がある。
《よき友との出逢い》、《よき書物との出会い》、《よき師との出会い》、《よき環境との出会い》…。
それら全てのよき因が、よき結果を創り出す。
すべてが、ご縁から生まれる。
だからこそ、やってきたご縁を大切にしない人は「運」をつかむことはできない。
縁を大事にすれば、「適切なときに適切な場所にいることができる」。
縁を大事にすれば、「誰かを知っている人との縁ができる」。
縁を大事にして、運を高めたい。 |
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