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2016.8.15

幸福はじっと待っていたらやってこない


一般社団法人おせっかい協会会長、高橋恵氏の心に響く言葉より…

私はこの何十年、風邪をひいた記憶がありません。

そんな気配もありません。

真冬でも、年中半袖・素足です。

「なんでそんなに元気なの?」とよくまわりから不思議がられるのですが、何か運動をしているわけでも、特別な食事法や健康法があるわけでもありません。

「元気の秘訣」を強いて挙げるとすれば、それは「誰かの喜ぶ姿」だと思うのです。

作ったご飯を美味しいと喜んで食べてくれた、家に来てくれた人が「楽しかった、また来るね」と言って帰ってくれた、友人に嬉しいことがあったとき、それをみんなで分かち合えた…そんな瞬間が、私を元気にしてくれます。

「孫育て」もひと段落した70歳のとき、「おせっかい協会」という社団法人を立ち上げましたが、おせっかいというのは、「他人に余計な世話を焼くこと」などと辞書にあるように、一般的にはあまりいい意味では捉えられていないかもしれません。

けれど、私なりに解釈しているおせっかいとは、「見返りを求めない、立場も人種も関係ない、ただただ相手のことを思った親切な行動」です。

英語では「randome act of kindness」、ランダムに(相手や場所は関係なく)行う親切な行動と言うのだそうです。

とはいえ、そんなに難しく考えなくてもいいですし、仰々しいものではありません。

つまりは、「人のために何かしてみよう」ということです。

困っていそうな人がいれば声をかける、仕事や恋愛で悩んでいるなら誰かを紹介してあげる、美味しいものがあれば分けてあげる…もちろん、何かをあげることなく、職場などで元気よく声をかけて、場の雰囲気をよくしようとすることだって立派なおせっかいです。

これをしたら、喜んでくれるかもしれない。

こんなことをしたら、もっと喜んでくれるかもしれない。

そんなことをワクワク考えながら、自分でできそうなことはすぐにやる。

そうしてその人がちょっとでも笑顔になってくれると、「しめしめ」という感じで、心も体も満たされていくような感覚を得られます。

そうすると、身体がカッカと燃えてくるのです。

ちょっとくらいの体調の悪さや眠気は吹き飛んでいきます。

それが、私の元気の秘訣です。

では、なぜ私がおせっかいを人にすすめるのかといえば、「幸福はじっと待っていたらやってこない!」と、思うからです。

人のために何かをしてあげたいと思う気持ち。

そして、その気持ちから生まれた行動が人生に転機を与えてくれます。

人のために何かしてあげたい、と起こした行動が積み重なっていくと、だんだんと向こうから自分のほうにやってくる。

そんな瞬間が訪れるのです。

もちろん、自分がしたことのすべてが相手のためになるわけではありません。

相手に伝わらないことだってありますし、時には迷惑に思われてしまうこともあるでしょう。

しかし、それでいい!

それがいいのです。

一つひとつのことに一喜一憂せず、自分の気持ちを外に分けてあげる。

そんなことを続けていると、どこかのタイミングでおもしろいことが起きてきます。

たとえば、久しぶりに会いたいなぁと思っている人がいると、思いがけない場所でその人と出会う。

行ってみたいなぁと思っていた場所に、誰かが急に誘ってくれる。

久々に食べたいなぁと思っていたものを、誰かが差し入れしてくれる(しかも、そういうときはみんなが同じものを持ってくる!)。

そんなことが連日のように起こるのです。

どんなときも心に何を思うかが大事で、人に笑顔を与えていれば、自然と幸運に恵まれるようになります。

『笑う人には福来たる 「幸せ」が集まってくる5つの習慣』文響社


高橋恵氏は、「福を呼べる人は、もともとラッキーなのではなく、『幸福を呼びやすい行動』を積み重ねている人」だという。

だから、「楽しい顔をすれば楽しいことが起きるし、よく笑う人のところには、必ず良いことが起こる」、と。

まさに、「おせっかい」も同じで、人の喜ぶ顔を見るための見返りを求めない行動は、幸福を呼び込む。

「おせっかい」も、「小さな親切大きなお世話」となってしまってはいけないが、人との関わりが希薄になっている現代は、見て見ぬ振りが多過ぎる。

ときに、一歩踏み出す勇気も必要だ。

「幸福はじっと待っていたらやってこない」

人を喜ばせる小さな一歩を踏み出したい。


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