2016.8.13 |
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リーダー意識のある人 |
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中谷彰宏氏の心に響く言葉より…
リーダーになるのは、1人です。
でも、「リーダー意識」は、全員が持つことができます。
リーダー意識を持つと、仕事はがぜん、面白くなります。
リーダーでなくても、リーダー意識のある人は、仕事を楽しめます。
リーダーであっても、リーダー意識のない人は、仕事が面白くなくなります。
リーダー意識というのは、他人のせいにできないことです。
たとえば、店長はリーダーです。
店長が、何か問題があると「社長が古いので」と、人のせいにする。
この店長は、この時点で、リーダー意識を放棄(ほうき)してしまっています。
リーダー意識は伝染(でんせん)します。
リーダー意識がないことも、伝染します。
店長にリーダー意識がなくなると、現場のスタッフも「店長さんが言っているから」と言って逃げるようになります。
新入社員も「上の人がみんな言っているから」と言うようになります。
新入社員であっても、アルバイトを引き連れていくリーダーにならなければいけないのです。
誰かのせいにしているうちは、リーダー意識があるとは言えません。
誰かのせいにすると、一見、楽なようですが、同時に、楽しさがなくなります。
誰かのせいにしないで、結果を自分で引き受ける時、仕事は楽しくなります。
誰かに責任転嫁した時点で、その人はリーダー失格です。
そういう会社は当然つぶれます。
細かい問題以前に、「自分はリーダーだ。最終責任者だ。すべての問題は自分が引き受ける。ここがデッドエンドだ。オレがここで踏ん張る」となると、仕事は面白くなるのです。
『仕事は最高に楽しい』
ドラッカーはリーダーシップについてこう言っている。
「リーダーに関する唯一の定義は、つき従う者がいるということである」
どんなに役職や地位が高かろうが、その人について行く人がいなければ、ただの裸の王様だ。
つまり、影響力があるかどうか。
それは、高圧的な命令や、お金によるものではなく、たとえば、サーバントリーダーシップのような形。
サーバントリーダーシップとは、ロバート・グリーンリーフ氏が提唱した、「まず相手に奉仕し、その後相手を導く」というリーダーシップ哲学のことを言う。
「気がついたら、つき従う者がいた」、というのが理想のスタイルだ。
例えば、挨拶に一つにしても、自分が上だからと先に部下に要求するより、自ら先に与える(上司から挨拶する)方が、人間関係をよくする。
相手に要求するより、「まず自分が先に変われ」ということ。
リーダーシップのシップには、「気概」や「魂」といった意味があるが、「意識」と置き換えてもいい。
リーダー意識のあるなしは、当事者意識があるかどうかでもわかる。
目の前に起こるいいことも悪いことも、わが事と受け止めることができるかどうか。
当事者意識のない人は、悪いことは人のせいにする。
今現在どのような立場にいようと…
リーダー意識のある人でありたい。 |
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