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2016.8.10

十のサービスを受けたら、十一を返す


小宮一慶氏の心に響く言葉より…

《十のサービスを受けたら、十一を返す。 その余分の一のプラスがなければ、社会は繁栄していかない。》(松下幸之助)

仕事というのは「創造」の世界です。

お客さまからいただいた対価以上の価値をお客さまが見いだしていけば、世の中がどんどんよくなっていきます。

そういった意味で、仕事をお引き受けしたら、「何を価値として対価以上のものをお客さまに差し上げられるか」を考えなくてはいけません。

これは会社全体でもそうですが、働いている人も一人ひとりが報酬以上の仕事をすれば、「創造」の世界にいることになります。

幸之助さんは、宇宙の原理について、専門家を交えて徹底的に考えられました。

その結果、宇宙万物を支える大きな理法にのっとり、人間が繁栄していくことを讃えています。

いただいたものを、さらに大きくして社会に返していくのが人間の役目であり、いつまでも続いていく人類全体の幸福でもあるということです。

十をもらって十返すだけだと、世の中はよくなっていかない。

十もらったら、十一。

十一もらったら十二を返す。

それを重ねていくことで少しずつ、世の中はよくなっていくというのが「生成発展」です。

相手の幸せが自分の幸せになっていくことを考えたら、自然と「生成発展」に行き着くはず。

成功したければ、もらった以上のものを奉仕する。

これで社会も自分も成長し、幸せになるのです。

一方、私の師匠、藤本幸邦老師は、

「十をあげたら十二欲しいと言う人には、八しかあげたくない。

でも八で結構ですという人には十二あげたくなる。

それが人情だ」

と説かれました。

差し上げるものは多く、もらうほうは、ほどほどの気持ちが大切ですね。

『松下幸之助 パワーワード ― 強いリーダーをつくる114の金言』主婦の友社


利他の人は、十もらったら、十一を返す人。

利己の人は、十もらったら、十一欲しいという。

自分の利益しか考えない利己の人は、更にもっともっと、と欲しがる。

そして、何かをもらっても、お返しはしない。

お礼のメール一本さえも。

しかし、他人を喜ばせようとする利他の人は、何かをもらったら、それ以上の何かを相手に与えることを考える。

相手の予測を上回ったサービスなり気くばりがあったとき、そこに感動というサプライズが生まれる。

たとえば、何かを頼んだとき、想像つかないほどそれを早くやってのける人。

レポートなど、一週間後の締め切りだと言われたら、次の日に提出するような人。

「十のサービスを受けたら、十一を返す」

あらゆる人間関係において、十のサービスを受けたら、十一を返している人は、いつか必ず成功する。

もらった以上のものを奉仕する人でありたい。


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