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2016.7.29

どの方角に向かっているか


本田季伸氏の心に響く言葉より…

《この世で一番大事なことは、自分が「どこ」にいるか、ということではなく、「どの方角」に向かっているか、ということである》(作家・医学者・オリバー・ウェンデル・ホームズ)

自分が現在がどんな状況に置かれていたとしても、目指す方向にしっかりと舵を向けることが大切です。

なぜなら、進みたい方向へ正確に舵を切ることができれば、たとえゆっくりでも、船は進行方向を変えて、到達したい地点に動いていくからです。

だから、小さな舵でも、それを動かすことで水流を変化させていけば、やがては、大きな船を動かすことができるのです。

どこに向かって意識を集中し、エネルギーを傾けますか?

『賢人たちに学ぶ 自分を磨く言葉』かんき出版


京セラの創業者、稲盛和夫氏は、

「人生や仕事の結果=考え方×熱意×能力」

という方程式で表されるという。

人生や仕事の結果は、考え方と熱意と能力で決まる。

しかし、すべて掛け算なので、一番大事なのは考え方になる。

考え方とは、方向性(ベクトル)のこと。

世のため人のためと思って仕事をする人と、儲かれば悪いことだろうが何でもやってもいいと思っている人とでは、考え方が180度違う。

儲けのためなら何でもやってやると思うなら、熱意があればあるほど、能力があればあるほど、間違った方向に加速度がついて進んでしまう。

つまり、犯罪や倒産への道をまっしぐらに進むことになる。

これは会社の経営理念やクレドと同じこと。

一見、熱意と能力がある素晴らしく優秀な社員に見えたとしても、その人が、会社の経営理念や目指す方向(ベクトル)と合わなければ、その社員はやがて会社に莫大な被害を与えることになる。

人生において、どの方角に向かうかはとても大事なこと。


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