2016.7.25 |
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下足番を命じられたら、日本一の下足番になってみろ |
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小林一三氏の心に響く言葉より…
《下足番を命じられたら、日本一の下足番になってみろ。 そうしたら、誰も君を下足番にしておかぬ。》(小林一三・阪急阪神東宝グループ創業者)
自分はチャンスがもらえないと嘆く人は多い。
しかし、世の中は捨てたもんじゃない。
必ず見ている人はいる。
能力があれば必ず世の中に出ることができる。
本当にできる人を世の中が見逃すことはめったにないからだ。
まずは、自分の今やるべきこと、与えられたことに全力を尽くしてみるといい。
そこに必ず多くの発見があるだろう。
下足番でも何でもいい。
そこを極めていくうちに世の中のことも見えるだろう。
豊臣秀吉は、織田信長の下足番から出世したという。
下足番をするなかで信長の力量をわかったし、信長もその下足番ぶりから、秀吉がただの下足番でないことがわかったはずだ。
だからどんなことでもいい、それを極めていけば、自分の先の進み方もわかるし、人も世の中もよく見えてくるものだ。
『日本人なら知っておきたい名言100』(木村進著)SOGO HOREI
「幸運の矢は嫌な方から飛んでくる」
という。
嫌なことから逃げずに、しっかりと足を踏ん張り、一所懸命頑張る。
多くの人は、目の前の一事に専念せず、もっと他に幸運の種があるのでは、と探し回る。
「明珠在掌(めいじゅたなごころにあり)」という禅語がある。
宝はあちこち探し回っても、どこにもない。
本当は、自分の手の上にある。
「今ここ」から逃げずに、目の前の一事を、深く、長く、磨き続ける。
「下足番を命じられたら、日本一の下足番になってみろ」
目の前の一事に、手を抜かず、一所懸命になる人には幸運の女神がほほ笑む。 |
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