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2016.6.19

嘆きの人生か楽しみの人生か

本多時生氏の心に響く言葉より…

「世の中が悪い」と考えて、ただ嘆いたりグチを言ったりしているばかりでは、空しい気もちになるだけで、何も変わりません。

他にも、「社会が悪い」「国が悪い」「政治が悪い」「会社が悪い」「組織が悪い」「生まれた所が悪い」のような考えも同様です。

世の中を悪く考えすぎると、何をか求めて努力することをあきらめてしまうことになりがちです。

「世の中のせい」を自分が努力しない言い訳にしてしまうのは自分のためになりません。

「世の中は悪いもの」と思っている人は、「実際には、自分が考えるほどは悪くない(のではないか)」と、考え直すことができるといいでしょう。

「世の中には、悪い所もあれば、いい所もある。そんなに悪くない」

「人生には、悪い所もあれば、いい所もある。そんなに悪くない」

「悪い人もいれば、いい人もいる。世の中、捨てたものではない」

「人生は、落ち込んでいる私が思うほど、悪くはない」

「物事を悪く考えるクセがある私が考えるほど悪くない」

このような考え方ができればいいのです。

現実はきびしいこともあるでしょう。

そんな中でも、いいこと・自分に恵まれていることがあるはずです。

考え直してみれば、「そんなに悪くない」と思えることが多いはずです。

将来についても、自分が幸せになれる可能性があることは認めるべきです。

そして、「努力をすれば、きっと報われる時がくる」ことを信じたほうがいいのです。

そうすれば、苦しい時にも「こういう時もある。世の中悪いことばかりではない。いずれ楽しい時がくる」、不幸な時にも「こういう時もある。でも、あきらめずに努力していれば、きっと幸せな時がくる」などと考えることもできるでしょう。

いずれにしても、「世の中のせい」にして幸せになることをあきらめてしまい、自分が幸せになるための努力をしなければ、幸せにはなれないでしょう。

幸せになれないのは、「世の中のせい」にしてしまっている「自分のせい」です。

世の中を自分が変えることは極めて難しいことです。

自分を変えるのも容易ではないでしょうが、時間をかければ少しずつ変えていくことができるのです。

自分が人間として成長すれば、それにつれて不幸になることが減り、少しずつ幸せに暮らせるようになっていけるのです。

そうすれば世の中の見方も変わってくるでしょう。

つまり、「世の中が悪い」と思うのは、「自分が人間としてまだ未熟」ということです。

『考えすぎない (アルファポリス文庫)』アルファポリス文庫


世の中や、人や、生まれのせいにしているときは、自らの努力を放棄(ほうき)している。

自分が努力しない言い訳を言っているのと同じこと。

誰もが嘆(なげ)くような厳しい条件が課せられたときでも、そこから頭一つ抜きんでる人は必ず出てくる。

条件や環境のせいにしなかった人だ。

「世の中のせい」と、嘆くのか、それをゲームのように楽しむのか、生き方は二つに一つだ。

つまり、「嘆きの人生か楽しみの人生か」。

楽しみの人生を歩みたい。



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