2016.6.4 |
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面白がれる人 |
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櫻井秀勲氏の心に響く言葉より…
「面白いですねえ。さっそく上と相談して、できるだけ早くご返事します」
アイデアやプランを相手からいただいたとき、こんなふうにいう人は必ず出世します。
それに対して、
「わかりました。上と相談してご返事します」
という人は、たいていはそのプランはもちろん、その人もダメになってしまうことが多いのです。
その違いは何かといえば、「面白いですね」の一言がいえているかどうかです。
仕事を進めていくときや、人とつき合っていくときに、感動、感激のない人は、うまくいきません。
「わかりました。上と相談してご返事します」という答え方は、間違っていません。
正しいか正しくないかでいえば、正しいといってよいでしょう。
けれども、人生で成功するなら、何かをするときに、「正しいか正しくないか」で考えるより、「面白いか面白くないか」で行動するほうが、ずっとうまくいきます。
「面白い」というのは、太陽の光が当たって、顔が白くなることから来ています。
陽を浴びると、思わず顔もほころんで、笑顔になります。
思わず、そんな「面白」くなることをしていくことが、周りの人生を楽しくさせ、自分の運を引き寄せます。
「面白そう」と思ったら、すぐ行動に移すようにしましょう。
その行動が、面白い人生を演出してくれるのです。
自分の起こした行動は、なにかしら他人に影響を及ぼすものです。
そして、その影響力の大きい人ほど有名になるなど、有利で大きな存在になっていくことでしょう。
坂本龍馬は、丁度そんなタイプだったと思われます。
一介の土佐浪人でしたが、彼が行動を起こすことで、最初は少しずつ他人に影響を与え、遂には天下を動かすほどの影響力をもつに至ったのです。
その龍馬は多分、最初は「面白そう」というところから、始めたのではないでしょうか?
「大坂(大阪)が面白そう」「江戸が面白そう」「外国が面白そう」と、考えたら、即座に行動に移したようです。
すると、まだ誰も考えつかない時期に行動を起こすのですから、当然注目されます。
注目されれば、その存在は益々大きくなり、影響力も強まるのです。
あなたもぜひ、どんなことも「面白そう」と最初に思ってください。
それが自分を大きくする第一歩なのです。
「つまらない仕事だ」と、いい加減にしないことです。
つまらなくても、面白くして見せる、という心構えをもつことで、多分あなたの運命は、劇的に面白い人生に変わっていくと、私は思うのです。
『いつだって運がいい人の愛敬の法則 (KKロングセラーズ)』KKロングセラーズ
「おもしろき こともなき世を おもしろく すみなすものは心なりけり」
という、幕末の革命児、高杉晋作の有名な歌がある。
後の、「すみなす…」は、野村望東尼が付け加えたと言われる。
村天風師は、「人生は心一つの置きどころ」といった。
人生は心の持ちようでどうにでも変わる。
心が積極的で肯定的あれば、人生は明るく面白いものとなるし、反対に、心が消極的で否定的であれば、人生は暗くつまらないものとなる。
雨が降って「嫌だな」と思うか、恵みの雨だ「ありがたい」と思うかの違い。
どんなことでも、面白がれる人でありたい。 |
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