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2016.5.25

二十一世紀のあるべき経営者の心得

伊那食品工業、塚越寛氏の心に響く言葉より…

私は経営者として、自分を律するための心得を十カ条にまとめてあります。

これらを原点とし、仕事をするうえで足元が揺るがないようにしているのです。

これを参考に、皆さんなりの原点回帰の合言葉や心得をまとめてみてはいかがでしょうか。

《二十一世紀のあるべき経営者の心得》

一. 専門のほかに幅広く一般知識をもち、業界の情報は世界的視野で集めること。

二. 変化し得る者だけが生き残れるという自然界の法則は、企業経営にも通じることを知り、すべてにバランスをとりながら常に変革すること。

三. 永続することこそ企業の価値である。急成長をいましめ、研究開発に基づく種まきを常に行うこと。

四. 人間社会における企業の真の目的は、雇用機会を創ることにより、快適で豊かな社会をつくることであり、成長も利益もそのための手段であることを知ること。

五. 社員の士気を高めるため、社員の「幸」を常に考え、末広がりの人生を構築できるように、会社もまた、常に末広がりの成長をするように努めること。

六. 売る立場、買う立場はビジネス社会において常に対等であるべきことを知り、仕入先を大切にし、継続的な取引に心がけること。

七. ファンづくりこそ企業経営の基であり、敵をつくらないように留意すること。

八. 専門的知識は部下より劣ることはあっても、仕事に対する情熱は誰にも負けぬこと。

九. 文明は後戻りしない。文明の利器は他社より早くフルに活用すること。

十. 豊かで、快適で、幸せな社会をつくるため、トレンドに迷うことなく、いいまちづくりに参加し、郷土愛をもちつづけること。

私は中小企業の経営者ですから、できるだけオールマイティである必要があり、これだけ幅広い内容の心得を作成するにいたりました。

最初にまとめたのは1970年代で、それから何回か改訂してこの形に落ち着いています。

会社員の方の場合は、ここまで項目を増やす必要はないでしょう。

もっとシンプルで覚えやすいほうが、常に思い出しやすくなります。

時代を超えて通用する自分の生き方、働き方の原点を、自分で見つけることが肝心です。

『幸せになる生き方、働き方』PHP


イギリスの自然科学者、チャールズ・ダーウィンの有名な言葉がある。

「最も強い者が生き残るのではなく、最も賢い者が生き延びるでもない。

唯一生き残るのは、変化できる者である』

企業経営にとっての競争相手は、同業他社ではなく、「時代の変化」。

経営者自らが変化できなければ、企業も生き残ることはできない。

企業の価値は、永続することにある。

なぜなら、「本物は続く、続けると本物になる」(東井義雄)、だからだ。

そのために必要なのは、将来のための「研究」という種まき。

「成功の法則は、会う人すべてを自分の味方にしてしまうこと」(斎藤一人)

商売の鉄則は、敵をつくらず、味方というファンをどんどん増やしていくこと。

ケンカをすれば波動は悪くなり、お客様は減るばかりだ。

文明は一瞬たりとも、後戻りはしない。

だからこそ、どんな業界にあっても、この現代は、ITやIOT、AIなどの情報は積極的に集め、使いこなしていくことが必要。

「二十一世紀のあるべき経営者の心得」を大事にしたい。



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