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2016.4.6

新たなチャンスが眠っている


和紙作家、堀木エリ子氏の心に響く言葉より…

よく「好きを仕事に」というフレーズを耳にする。

好きというのは、たしかに、その仕事に就くきっかけにはなると思う。

でも、好きなだけでは絶対に続けていけない。

結婚といっしょだ。

10年、20年、ずっと好きだと思っていられるとしたら、それは素敵だろう。

しかし、なかなかそうはいかない。

年月の中で、空気のような存在になったり、好きとか嫌いといった感情とは別のところで、相手を見るようになるだろう。

仕事もそうだ。

逆に、好きな仕事に就けなかったり、周囲の人から向いていないと言われることもよくあるだろう。

でも、わたしは、好きで和紙の世界に入ったわけではない。

デザインや職人の仕事が向いていると言われたこともない。

ただ、ご縁からこの世界に足を踏み入れることになった。

目の前に課題があり、要望があった。

だから、それに挑戦した。

思ってもみなかったことをすることになったとしたら、それは、チャンスだ。

新しい自分を見つけていくチャンスだ。

わたしはそう考えてきた。

そのように自分を切り替えていけばいい。

この仕事は好きではない、自分には合わない、という人の話を聴いていると、たいてい漠然としている。

こういう仕事がしたいという場合も同じことが多い。

いったいどういうところが好きなのか?

どういうところが嫌なのか?

分析してみることだ。

そうすると、つまらないと思っていた目の前の仕事の中にも、自分なりの発想や新しい可能性を実現していく部分が必ずある。

漠然と文句を言っているうちは、ただ、目の前のことに一生懸命取り組むことから逃げていると言われてもしかたないだろう。

そして、どうしても、仕事の何かを変えていきたいと思うのなら、自分がどう変えていけるのか、考える。

そして、挑戦することだ。

待っていても、相手は変わらない。

自分を変えていくしかない。

いつかは誰かがしてくれるという考え違いを改めて、自分がするしかないのだ。

『挑戦のススメ』ディスカヴァー


堀木エリ子氏は天職についてこう語る。

「天職とは、好き嫌いではない。

向き不向きでもない。

ただ、それに生涯をかけて取り組むと、覚悟を決めることだ」(同書より)

「人間は、早成する、早くものになるというほど危ないことはない。人間もなるべく晩成がよい。まあ、死ぬ頃なんとかものになるというくらいの覚悟でぼつぼつやるがよい」

と、覚悟について安岡正篤師は述べている。

不退転の覚悟もあるが、柳のような覚悟もある。

柳の覚悟は、風が吹こうが嵐がこうようが、受け流すことができる。

仕事を決めるときも同じで、ぼつぼつと死ぬ頃までになんとかものにできればいいという覚悟を持つといい。

仕事はご縁によって決まる。

だからこそ、好きな仕事を探すのではなく、仕事の中に好きを見つけること。

「思ってもみなかったことをすることになったとしたら、それは、チャンス」

目の前の仕事に、新たなチャンスが眠っている。


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