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2016.3.22

みんなと違うことをおそれない


ジェリー・ミンチントン氏の心に響く言葉より…

わたしたちはみな、「みんなと同じようにしなさい」と言われながら育ってきました。

まわりに合わせて、外れてしまわないようにと。

なぜなら、そのほうが「安心」だから。

多くの人は、自分と似た人といっしょにいると居心地がいいものです。

ですから、周囲とあまりにも違っている人は、批判や攻撃にさらされやすい。

親は、そのことをよく知っていますから、わが子の「安全」のために、みんなと同じようにしていなさいと子どもに言うのです。

そして、自分たちも安心します。

教師にとってはなおさらです。

自分とあまりにも違う子どもは理解できないし、もしすべての子どもが一人ひとり違っていたら指導はとてもたいへんなものになります。

つまり、みんなと同じでいることは、大人たちの利便性と安心のためなのです。

さらに、そうした大人たちの様子を敏感に察した子どもたちは、少しでも自分たちと違う子が周囲にいると攻撃します。

つまり、いじめます。

自分にはしたくてもできないことをしているから。

たしかに、人と違っていることによるデメリットはたくさんあります。

けれども、アメリカの思想家、ラルフ・ウォルド・エマソンの言葉をここで紹介する必要もあるでしょう。

「人間は周囲の人に合わせることによって

いかに多くのものを失うかを考えなければならない」

失うもののひとつは、たとえば、自尊心です。

自分の行動の決定権を周りに委(ゆだ)ねるような生き方は、確実に、人の自尊心を損ないます。

では、自分らしさを大切にするために、どんなことができるのでしょうか。

間違えてはいけないのは、わざと人と違うことをするのではない、ということ。

そうではなくて、ただ、次の四つのことを行います。

@考え方  できるだけ自分の考えに従いましょう。

A決定  自分の経験と知識をもとに決定をくだします。

B行動  周囲の人がするから自分もするというのは賢い態度ではありません。

Cライフスタイル  既成概念にとらわれるのではなく、あくまでも自分の判断に従いましょう。

自分らしさを大切にすることもまた、失うものと手にするものがあります。

それらを比較して、自分の行動を自分で選んでください。

『あなたがなりうる最高のあなたになる方法』ディスカヴァー


多くの人は、子どもの頃、あまりにまわりと違っているといじめられる可能性があるので、周囲に合わせることをしてきた。

しかし、本当に自律している子どもは、周囲に合わせていたとしても、何か独自のパフォーマンスやキャラクターを持っていた。

「和して同ぜず」

という論語の中の言葉がある。

人と協調はするが、人として間違ったことや、主体性を失うようなことはしない、ということ。

反対に、「同じて和せず」という、なんでもかんでも調子よく同調する者は、協調性はない。

つまり、自尊心を持っていない人。

謙虚であることは必要だが、卑屈になってはいけない。

自尊心があるからこそ、謙虚でいられるということも言える。

ITやAIが急速に進化する現代、我々人類にますます必要となってくるのが、創造性や想像性。

つまり、人と違ったこと、今までにないことを創造しなければ生き残れないからだ。

車の運転を始めとして、農業、介護、金融など、たいていのことは、ロボットがやってのける時代がすぐそこまできている。

みんなと違うことをおそれない創造性豊かな人をめざしたい。


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