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2016.3.4

目下の人間には親切に


従順ならざる唯一の日本人、白洲次郎氏の心に響く言葉より…

《自分より目下と思われる人間には親切にしろよ》(白洲次郎)

“目下の人間に威張り散らすな”

次郎は留学した際に、イギリス流の階級社会がどういうものかを身をもって知った。

そこで学んだのが、目下の者にも丁寧な態度で接するという、イギリス流のジェントルマンシップである。

そのため、使用人や部下に対し、ふんぞりかえって威張り散らすような態度を嫌悪していた。

実際の次郎は、歯に衣着せぬ物言いが特徴で、年を取ってからはかなり“うるさ型のじいさん”だったという評もあるが、目下の者には優しく、晩年理事長を務めた軽井沢ゴルフクラブでは、ケガをした従業員に自らスープを作って食べさせるというようなこともあったという。

目下の者に対する態度で、その人の人間性が見える。

常に人の上に立ってきたジェントルマン・次郎にとっては当たり前のことなのである。

また、次郎は80歳の年まで自らハンドルを握るほどクルマ好きだったが、それはプライベートでの話。

仕事となれば、常に一人の行動が許されるわけでもなく、運転手がいたり、部下に運転を任せていた。

しかし、そういう時でも後部座席でふんぞり返るのではなく、自ら好んで助手席に座っていたという。

その理由は「後ろでふんぞり返っているやつはみんなバカだ」ということだそうで、つまり、偉そうにしている連中の態度は次郎の美学に反していたのだ。

次郎が常に口にしていたのは“目下の者にやさしく”である。

次郎は食事などの際店に着くと、まず先に「運転手にメシを食わせてやってくれ」と言って、運転手の分を真っ先に注文したという。

この気遣いこそが、上に立つ者に求められるジェントルマンシップなのである。

『白洲次郎戦う言葉100―従順ならざる唯一の日本人 (英和MOOK)』英和出版社


自分より目下の者、弱い者、言い返せない立場の人に威張ったり、偉そうにする人がいる。

そういう人は逆に、目上の人、強い人、には、ペコペコしたり、卑屈(ひくつ)になっていることが多い。

「弱きを助け強きを挫(くじ)く」の真逆にある、「下(しも)いびりの上諂(かみへつら)い」の人だ。

下の者をいじめて、上の者にはこびへつらう。

偉そうな人は、粋(いき)じゃないし、カッコ悪いし、美しくない。

他人を見下したり、自分を大きく見せようとする人は、幼い子どもと同じで、セルフコントロールができない。

つまり、成熟した大人ではない。

どんなときもジェントルマン(レディ)でありたい。


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