2016.2.1 |
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所を得たと実感する |
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内藤誼人氏の心に響く言葉より…
あなたがどんな仕事をしているにしろ、「所を得た」と実感することが大切だ。
いまやっている仕事は、天職なのだと信じることだ。
「自分は最高の所にいる」という認識をもとう。
その信念があれば、どんなにつらい仕事でも、精一杯がんばれる。
イリノイ大学の心理学者エド・ディーナー博士らは、大規模なアンケート調査を依頼し、人生をどのように過ごしているかを調べた。
「毎日が楽しい」と答えた上位3分の1のグループは、「自分はベスト・ポジションにいる」と感じていることを明らかにした。
毎日を楽しく暮らすコツは、「自分は場所を得ている」と考えることである。
ポジティブに考えるのだ。
ちなみに、楽しく暮らしている人は、「自分は最悪の所にいる」とは考えないこともわかっている。
彼らは、イヤなことに目を向けないのだ。
物事のいい面を見て、悪い面は、いっそのこと無視してしまおう。
無視できなくとも、見ないようにしよう。
それで楽しく仕事ができるなら、いいではないか。
あなたがベストな場所にいることは間違いないのだ。
少しくらい不愉快なことがあったとしても、そんなにクヨクヨと思いわずらうことはない。
イヤなことは無視して、さっさと忘れてしまうのがいい。
『読むだけで心がスカッと晴れる50の方法 (王様文庫)』
城野宏先生の「変革のための指針」のなかにこんな一節がある。
「悪条件の中で建設を推進できる者が、真のリーダーである」
役職の上下でもなければ、所属するポジションでもない。
組織や状況を変えることができる人だけを、真のリーダーという。
「随処(ずいしょ)に主となれば、立処(りっしょ)皆真なり」(臨済録)
という禅の言葉がある。
随所とは、いたるところどこでも、という意味。
どんな場所でも、どんなポジションでも、主体性を持って一所懸命に行動すれば、真実を得ることができ、イキイキとした人生をおくることができる。
つまり、真のリーダーだ。
自ら主体性をもって生きている人は、どのような場所にあっても、そこで「所を得た」と思う。
随所に主となる生き方を目ざしたい。 |
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