2015.12.24 |
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すべては必然、必要 |
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船井幸雄氏の心に響く言葉より…
人生の悲喜こもごもさまざまな出来事は、実はすべて必要で必然です。
ですから目先の出来事の一つひとつについて、安易に正誤や善悪、幸不幸などの二元的な判断を下さないほうがいいようです。
楽しいこと、喜ばしいことはともかくとして、悲しいことやつらいことを必要、必然とはなかなか思いにくいものです。
しかし、生起した時点ではその意味がよくわからなくても、まず素直に受け入れ、じっくりと考えて、その後の事態の進展を注意深く観察すれば、それがいかに必要だったか、ベストだったかが必ずわかるはずです。
今よりもよくなる過程で起こった出来事と、すべてを認識したうえで、意味と理由を考えることに挑戦していただきたいと思います。
生起したことの意味が正しく理解できれば、次に何かが起こるはずか、あるいは何をなすべきか、が少し余裕を持って判断できるようになるでしょう。
心から感謝できる心境にまで到達すると、物事は急速に展開するものです。
生起した出来事の意味がわからなかったり、事後処理に追われている間は、目先のことに手一杯で、とても感謝どころではありません。
私の経験では自分にとっての本当の必要性が理解できて初めて、素直に感謝できるようになります。
必然で起こった出来事の必要性と、いかにベストであるかを早く見抜く力を、ぜひ日々養ってほしいのです。
《幸運と成功の法則》
『未来を変えるクセづけ―舩井幸雄の金言集』海竜社
船井幸雄氏はこう語る。
「世の中に、ムダなものはない。
この世の中に存在するものは、すべて必要なもので、不必要なものはない。
また、すべての出来事は必然で、偶然はありえない。
この論拠を推し進めると、この世には奇跡はありえないし、不思議なことはありえない」
嫌な事や辛かったことを乗り越えた後に、「あれがあったおかげで今の自分がある」、と感謝できる人がいる。
しかし反対に、あれがあったせいで、「だから今、うまくいかない」、「ツイてない」、という人もいる。
すべての事象が必然であり、必要だとするなら、いちいちそのことに文句を言っても始まらない。
つまり、この世に生まれたおちたときから、そうなるようにシナリオを自分で書いてきた、ということ。
すると、ホントに必然で必要なことだったんだと、ストンと肚に落ちて、感謝もできるようになる。
この世に生まれたときから、そうなるように自分で決めてきたのだから。
すべては必然、必要で、そこには必ず意味がある。 |
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