2015.11.20 |
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おもしろいことって、待ってるだけじゃ起きない |
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斎藤一人さんの心に響く言葉より…
千葉の神崎にある、「ゆうゆう」さんという喫茶店に行ったとき、そこの店主の妹さんが、こんなこと話してたの。
「わたしはね、来世、ディナーショーを開きたいのよ」
要するに、歌をうたって聴かせたいんだ、ということなんだ。
オレ、その話を聞きながらね、「なんで今、ディナーショーやんないの?」って。
やりたいことを来世にとっておく必要が、どこにあるんだろうか。
ディナーショーは歌手がやるもの、みたいな観念があるんだよ。
世の中、歌でも絵でも、なんでもそうだけど、天才みたいな人がいるでしょう。
ウマさでいったら、素人は天才にはゼッタイ勝てないの。
だけど、素人がやることだから、みんなで楽しめる、ということが成功なの。
それを、素人だからディナーショーは無理だと言う。
盛り下がるようなこと言わないでよ、って(笑)。
それでオレ、「ディナーショー、今年やっちゃお!」って、妹さんに言ったの。
そしたら、すぐ、その場で仲間が電話したら、ついてることに、成田のホテルを借りられることになって、翌月にディナーショーをやることになった。
当日はね、市長さんや町長さん、いろんな人がきて、まぁ、にぎやかで楽しくて、歌もすばらしかったしね。
オレね、その日、はじめてその人の歌を聴いたの。
それまで一回も聴いたことないのに、「ディナーショーやりな」って(笑)。
でも、あのとき「やろう」と言って、よかったと思う。
だってさ、そこの会場にいた人たち、みんな、ニコニコ楽しそうにしてたし、本人もスゴくしあわせいっぱいな顔しててさ。
それ以来、年に一回ディナーショーをやるようになったんだよね。
な、人間って、おもしろいだろ。
たった一個のシバリをとってあげただけでも、あとは勝手にスイスイ、スイスイ、行っちゃうんだもんな。
いつも、言うことだけど、おもしろいことって、待ってるだけじゃ、まず起きないからな。
ものって、自分から起こしていくものなの。
自分がまずおもしろいことやって、おもしろく生きるんだよ。
自分がおもしろいことはじめたら、おもしろい人たちが集まってくる。
だから、ものっていうのは、「やる」ことが先なの。
ウチのみっちゃん先生(一人さんの弟子の一人で、まるかん社長のみっちゃん先生)だって、オレが「先生」ってつけてから、なんの先生になるかを考えたんだから(笑)。
とりあえず、「先生になる」が先なんだよ(笑)。
で、あとから「なにやる?」ってみっちゃんに聞いたら、「占いやりたい」って言ったんだよ。
だから、占いをやって、みっちゃん先生になったんじゃないの。
「みっちゃん先生」という名前をつけてから、なにをやるかを考えたんだよ。
ともかく、やればいいの。
この星は行動の星だから、行動しないと、なにもはじまらないんだから。
『人生に成功したい人が読む本』PHP研究所
ひすいこたろうさんは、まだ駆け出しの頃から名刺に「天才コピーライター」という肩書をつけていたという。
今では、著作累計60万冊以上というベストセラー作家となった。
先に、自分のなりたい肩書やサブタイトルをつける。
すると、「名は体(たい)を表す」というように、不思議にその名前やタイトルにぴったりの人になってくる。
毎日、自分に宣言していることになるからだ。
楽しく生きてる人は、自分で楽しくしている。
暗く生きている人は、自分で暗くしている。
おもしろそうに生きている人は、自分で人生をおもしろくしている。
決して他人に、つまらなくさせられたり、暗くさせられている、などということはない。
「おもしろいことって、待ってるだけじゃ、まず起きない」
自ら行動を起こす人でありたい。 |
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