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2015.11.12

自分から最も遠い人


大前研一氏の心に響く言葉より…

《「自分から最も遠い人こそ自分の人脈にする」…これが人脈作りの最大の要点である》

人脈作りは、自己改造の重要なテーマだ。

ところが、サラリーマンはしばしば「自分と近い人」を自分の人脈にしてしまう。

学校の同級生、先輩、後輩、サークルの仲間、同郷の人、同じ業界、同じ職種、取引先…。

こうした人たちと一緒にいると居心地が良い。

知識、体験、思い、価値観などを共有しているからだ。

だが、彼らから新鮮な情報は得にくく、視野も広がりにくい。

自分から最も遠い人こそ自分の人脈にする。

これが人脈作りのポイントだ。

日本人より外国人。

同世代よりも年の離れた世代、同性より異性、同郷人より出身地の異なる人、他業種、他職種…

「自分から最も遠い人」とも円滑にコミュニケーションできることは、サラリーマンにとって重要なセンスであり、彼らことが貴重な情報と理解をもたらしてくれる。

『大前語録』小学館


全て世にあるものは、二元対立の世界でできている。

善と悪、幸と不幸、運と不運、成功と失敗、明と暗、表と裏、朝と夜、生と死、苦と楽、好きと嫌い…。

自分とは対極にあるものを知るとバランスが取れる。

例えば、リアルな商売をしてる人が、通販のようなバーチャルな世界を身につける、というようなこと。

『人脈作りのポイントは、「自分から最も遠い人」を自分の人脈とすること』

これは、事業でも、勉強にしても、同じことが言える。

居心地のいい慣れた場所で、いつも同じメンバーで、同じことばかり話をしていたら、退歩しかない。

自分と違った世界の価値観も身につけたい。


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