2015.11.3 |
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美化して生きよう |
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斎藤一人さんの心に響く言葉より…
最近、ひとりさんは目が覚めると、こう思うようにしているんです。
「よし、今日も一日、美化して生きよう!」
「美化」というのは、部屋をセッセと掃除することではないんだよ。
気持ちの問題なんだよね。
「自分に起きたことを、そのままで受け止めず、ほんのちょっと良く上乗せして受け止めること」
これが、私の言う「美化」なんです。
たとえば、会社で仕事をしているときに、ちょっとしたことでガミガミ言う上司がいるとするよね。
そうしたら、こう思うんです。
「あの人は、私をビシビシ鍛えて、最強のサラリーマンにしてくださっているんだね。ああ、ありがたいなあ!」
とにかく、そのまま受け止めないことです。
これが“美化”のコツなんですね。
なぜ、私がわざわざ、こんなことをしてるかというと…、これには深い理由があるんです。
私たちが、この世に生まれてきたのには、理由があります。
それは、「この世で魂のステージを上げて、もっとステキになって、あの世へ帰ること」。
そういう約束を、生まれる前に、神さまとしてきているんだよね。
あなたが「もっと、ステキになるため」には、物事をそのままで受け止めていたらダメなんです。
そのまま受け止めていたのでは、「普通の人」。
「普通の人」のままでは、神さまとの約束は果たしたことにならないからね。
「ステキな人」とは、「どんな状況を与えられても、なんでも“美化”することができる人」
だから、「美化」とは、「ステキな人」になるための訓練なんですよ。
さて、いまこの話を読んでいる人の中で、「一生懸命、相手を美化していると、ひょっとして、相手が変わってくれるのかしら?」と思った人がいるかもしれません。
そんな期待を裏切るようでゴメンなさいなんですが(笑)、正直に言って、美化したところで、相手は何も変わりません。
相手は変わりませんが、あなたの心が変わります。
美化していると、心の中に「ステキな波動」が広がって、サイダーを飲んだときみたいに、スカッとさわやかになっていくのです。
美化していれば、相手のことも悪く思わないで済むし、自分も楽しい。
美化している自分は、なんだかとても「いい人」に思えて、自分のことをますます好きになるんです。
そして、美化には、さらに「いいこと」があります。
どんなことが起きても、「美化しよう」としているあなたは、まわりの人からすると、「すっごくステキな人」に見えるんだよね。
「こんなに大変な状況なのに、相手のことを悪く言わないなんて、ホントにえらいわよね」とか。
「あんな難しい人のそばにいるのに、相手のいいところだけを見ようとするなんて、すごいわね」とか。
そんなふうにまわりの人は、あなたのことを「すごい人」とか、「ステキな人ね!」と思って、応援するようになるんです。
そういう人って、たまらなく魅力的なんだよね。
そういう人を、人は応援したいと思うんだよね。
『おもしろすぎる成功法則』サンマーク出版
どんな状況になっても、それを美化するため方法の一つが、先に「ありがたいなぁ」と言うこと。
「ありがたい」と言ってしまえば、ひどい状況であってもその中からでも、何か一つでもありがたいことを探すようになる。
自転車で転んでひざこぞうをすりむいたときでも、「ありがたいなぁ… この程度ですんで、守られている」と。
反対に、「まいったなぁ」とか「最悪だ」などと言えば、脳は、まいったこと、最悪なことをいくつも探すようになる。
対人関係においては特に、この「美化」の法則はとても大事。
相手は変えることができないが、自分を変えることはできるからだ。
自分の気持ちや見方を変えれば、気持ちはスッキリしてラクになる。
美化して生きることで、自分の魂のステージをあげていきたい。 |
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