2015.10.30 |
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人相をよくするには |
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鍵山秀三郎氏の心に響く言葉より…
《自分のことばかり考える人は、顔が貧相になる》
人を表現するとき、「あの人の容貌(ようぼう)は端正だ」とか「あの人は人相がよい」などと言います。
しかし、「容貌」と「人相」は似て非なるもの。
その意味は、まったく違います。
「容貌」とはもともと、自分の両親から受け継いだかおかたちのこと。
したがって、生まれ持った遺伝子としてのかおかたちを、自分の努力で変えることはできません。
一方、「人相」は違います。
人相は、自分の生き方でいくらでも変わるし、また変えることができます。
このように人間には、自分の努力で「変えられること」と「変えられないこと」があります。
願わくは、自分の努力で変えられる「人相をよくする」ことに、多くの時間と心を遣う生き方をすることです。
では、この「人相をよくする」生き方をするにはどうしたらいいか。
ひと言でいうと、「人が喜ぶこと」を、つねに考え実行したくなるような自分になることです。
「人が喜ぶこと」に生きがいを感じられる人は、目が輝いています。
顔の表情が明るくなります。
結果において、人相がよくなります。
「自分さえよければ」というような自己中心主義の人は、よい人相になるはずがありません。
『困ったことばかりでも、何かひとつはよいことがある。』PHP
自分のことばかり考える自己中心的な人は、「狡猾(こうかつ)」、「こずるい」、「下卑た」、「卑(いや)しい」、「あさましい」、「えげつない」、「せこい」、「わがまま」などと言われる。
自分のことを棚にあげて、人を非難したり、批判したり、怒り出したりする。
つまり、卑怯(ひきょう)な振る舞いの多い人。
「40歳をすぎたら、自分の顔に責任を持たなければならない」
とは、第16代のアメリカ大統領、リンカーンの言葉。
人の人相は、その人の歩んできた生き方で変わってくる。
狡猾に生きてくれば、狡猾な顔になり、愚直に生きてくれば、愚直な顔になる。
「人の喜ぶことを常に考えていれば、人相はよくなる」
人相をよくする生き方を目ざしたい。 |
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