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2015.10.26

人生儀礼


神社本庁総長、岩清水八幡宮宮司、田中恆清氏の心に響く言葉より…

この世に生を享(う)けてから今まで、無事に生きてこられたことは、奇跡の連続だと思わされることがあります。

「あのとき、一本遅い電車に乗っていたら、事故に巻き込まれていた」というような話はよく耳にしますし、「もし、第一志望の大学に受かっていたら、彼女(彼氏)に出会うことはなく、この子も生まれていなかった」といった話も数多く聞きます。

そして、そんな経験をした人は、何かに守っていただいた、導かれていたと口をそろえます。

人は健康で平穏に暮らせているときには、そのありがたさを忘れてしまいがちです。

しかし、人生は災いと背中合わせ。

いつ何どき病気や事故、災難に遭うとも限りません。

医療が今ほど発達していなかった時代は、成人する前に病気で亡くなる子どもも珍しくありませんでした。

だからこそ、子どもを授かると戌(いぬ)の日に神社を訪れ、安産を祈願し、無事に生まれると乳飲み子を伴ってお礼のお宮参りをするのです。

そして、三歳、五歳、七歳を迎えると、神社に赴き、無事に育ったことを感謝します。

こうした行事を日本人は人生儀礼といい、大切にしています。

人生儀礼は、無事にその日を迎えられたことをお祝いする風習で、日本人にとって欠かせない行事として代々受け継がれてきたのです。

あらためて考えてみてください。

生きていくうえでの節目となる人生儀礼を、一つひとつ通過していけるということは、それだけで幸せなことだと思いませんか。

ですから、こうした人生儀礼では、神々に「今まで毎日無事に過ごせて、ありがとうございます。おかげさまで、ここまで成長しました」と感謝を捧げる気持ちが大切なのです。

そして、そうした人生儀礼をひとつ、またひとつとこなしていくことこそが人生を確実に歩んでいくことにつながり、それが生きている証(あかし)になるのだと日本人は考えてきました。

日常的に神様を意識することは少ないかもしれませんが、さまざまな人生儀礼を経ることで、知らず知らずのうちに神様との接点をもって生きてきたのです。

散歩のついででもかまいません。

神様との接点を意識しながらご近所の神社境内を散策してみてください。

そして、今、ここに生きている幸せということに思いを巡らせてみましょう。

『神様が教えてくれた幸運の習慣』幻冬舎


人生儀礼には、「安産祈願」「初宮詣」「初節句」「七五三詣」「入学・卒業・就職の奉告」「成人式」「結婚式」「結婚記念日」「厄祓」それから、「年祝(還暦・古希・喜寿・傘寿・米寿・卒寿・白寿)」、毎年の「誕生祭」などがある。

誕生日は、自分が「生まれた日」だと思っている人が多いが、それは実は、母親が陣痛の痛みに耐えて、大変な思いをして自分を「生んでくれた日」。

だから、自分が祝ってもらうのもいいが、本当は、母親に感謝する日。

70億人を超える地球の中で、この豊かで平和な日本に生まれてきたことの奇跡。

そして様々な障害や困難を乗り越えて、今、ここに生きていることの奇跡。

奇跡のような出会いがあり、ご縁があって、今の自分がある。

「人生儀礼をひとつ、またひとつとこなしていくこと」

「おかげさま」と、日々を感謝の気持ちですごしたい。


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