ご注文はこちらから


パクチーのサプリメント・パクチーエナジーゴールド(コリアンダーのサプリメント)
トップページ製品紹介特長・成分会社案内特商法に関する表記買い物カゴよくある質問人の心に灯をともす


2015.10.24

雑用という仕事


東大寺別当、筒井寛昭氏の心に響く言葉より…

結婚をするとこんな愚痴をこぼす女性がいます。

「料理に洗濯、掃除に買い物…。家事なんて雑用ばかり。夫や子どもにほめられるわけでも、感謝されるわけでもないし、嫌になる」

お金を稼ぐことや評価につながること、得をすることなど、目に見える成果を出すことだけが大切だと思っているから、不満が出てしまうのです。

何事も「心の持ち方」ひとつで「やらされている仕事」が「周りを幸せにする役目」に変わります。

すべての行為を意義付けることが大切です。

家事も心を込めて、家族の幸せを願って行うといろいろなことに気が付きます。

例えば、食事前にテーブルをセッティングするとしましょう。

もし、雑用だと思っていたら、テーブルにごはんとおかずを適当に並べて、箸を置いて終わりです。

これが「自分の役目は家族に喜びを与えること」だと考えていたなら違ってきます。

「より美味しそうに見えるようにランチョンマットを敷こう。色はおかずや食器に合わせてこれにしよう」

そんな気持ちで仕度をするようになると、自分も相手も気持ちよく、また、料理もワンランクアップする、などということになっていくものです。

こうした小さな思いの積み重ねが、やがてあなたの幸せになって返ってきます。

仏教に「因果応報(いんがおうほう)」という言葉があります。

ややもするとこの言葉は、悪いことをしてバチが当たるというようなイメージを抱かれがちですが、本来の意味合いからするとそんなことはありません。

「幸せになってほしい」というあなたの優しい思いが周囲に以心伝心し、いつかあなたに返ってくるのです。

会社でもそうです。

毎日のコピー取りも、お茶くみも大事な仕事。

そう考えると、「雑用」なんてないのです。

すべての行動に心を込めながら行うことが、あなたに幸せを呼び込むのです。

『あなたを幸せに導く仏様からのアドバイス (今を生きるシリーズ)』ワニブックス


「雑草という草はないんですよ。どの草にも名前はあるんです。どの植物にも名前があって、それぞれ自分の好きな場所を選んで生を営んでいるんです」

だから、人間の一方的な考えで、これを切ってはいけない、と。

昭和天皇の有名なエピソードだ。

同様に、雑用という仕事はない。

すべての仕事に目的があり、意味や意義があるからだ。

『ノートルダム清心学園の渡邉和子さんが、修道会にいたときのこと。

食事の準備のために、食卓にお皿を配っていた渡辺和子さんに、あるシスターが寄ってきて訊ねた。

「あなたは今、何を考えながらお皿を配っていますか?」

渡辺和子さんは戸惑いつつ、「いえ、何も考えていません」と答えた。

そのときシスターは、「あなたは時間を無駄にしています。なぜ、このお皿を使う人の幸せを祈りながら配らないのですか。この世に雑用という仕事はないのですよ」

そう教えてくれたという』(22世紀への伝言)より

「念」という字は「今」と「心」からできている。

今ここに、心を込めるということ。

すべての仕事や行動に意義を見いだし、そこに念を込めて生きていきたい。


人の心に灯をともす 一覧へ戻る