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2015.10.12

人の好みに、口を差しはさんではいけない


山崎武也氏の心に響く言葉より…

「蓼(たで)食う虫も好き好き」といわれているように、人の好みはいろいろである。

ほかの人がいくらけなしても、自分としては夢中になっていることがある。

一方では、自分が忌み嫌うものを、ほかの人は大好きだといって憚(はばか)らない。

実際、世の人たちそれぞれに好き嫌いがあるので、世界がバラエティーに富み、退屈することもない。

人が強い好き嫌いの感情を示していることに対しては、論評は差し控えるのが賢明だ。

自分に強い利害関係があるような場合でも、本気になって議論などをしてはいけない。

いたずらに相手を敵に回すことになるからである。

相手の話を適当に聞いておく。

自分としては、実に下らないとか馬鹿らしいとか思っていても、聞き流す。

「面白そうですね」とか「エネルギーがありますね」とかいって、相手のしていることをポジティブに評価するような感想を述べるに留めておく。

たとえば、流行歌手の「追っかけ」や「親衛隊」のようなことをしている場合だ。

実に子供っぽくて下らない行動であると思っても、本人は熱狂的になることによって、大いなる「気晴らし」や「癒し」の種にしているのかもしれない。

それが家族に対して迷惑な結果になっていない限りは、他人がとやかく口を差しはさむべきではない。

いずれにしても、好き嫌いは、その結果が法律や道徳に反していなければ、本人に十二分の権利があることだ。

完全に個人的なことであるから、ほかの人の干渉も支配も受けない。

治外法権である。

たとえ自分にとっては気に障ったり、多少は都合が悪かったりしても、議論の対象とすべきではない。

当たらず障らずを原則とし、何かの拍子に当たったときは、付かず離れずを心掛けていくのだ。

人の好悪については、コントロールする術もないし、コントロールしようとしたら、その人と疎遠な関係になっていくことを覚悟しておくべきである。

『人生は負けたほうが勝っている―格差社会をスマートに生きる処世術 (幻冬舎新書)』


牟田學氏はこう語る。

「評価のほとんどが、正誤表よりも、好き嫌い、喜怒哀楽が主体である。結婚相手を選ぶ時はもちろん、ネクタイ一本でも、食事を選ぶときでも、決定要素は『好き嫌い』である」(『打つ手は無限』サンマーク出版)

大多数の人は、何かを決めるときは、正しいか正しくないかではなく、好き嫌いという感情で選ぶ。

だからこそ、会社も、商品も、人間も、他人から好かれることが必要だ。

また、別の言い方をするなら、他人の好みには絶対にケチをつけてはいけない、ということ。

何故なら、他人の好き嫌いは議論にはならないからだ。

「人は変えられない、変えることができるのは自分だけ」、という心理学の大原則があるが、これもこのことと似ている。

人の好みに、口を差しはさんではいけない。


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