2015.9.21 |
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何と結ぶか |
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石川洋氏の心に響く言葉より…
【何と結ぶか】
生まれてくるときには
赤児は掌をにぎりしめている
そのこぶしを開くとき
人間の活動が始まるのである
結んで開く生命の躍動である
問題は何と結ぶかである
楽な生き方と手を結ばないこと
うまい話に手を出さないこと
利の多い仕事に手を染めぬこと
結び方を間違うと自滅の道を歩む
心して無欲の縁を選ぶことである
よい仕事に汗をかくことである
【はじめてのあなたに】
悲しいことが多いのは
自分のことしかわからないからだ。
つらいことが多いのは
感謝をしらないからだ。
苦しいことが多いのは
自分に甘えがあるからだ。
人生に失敗し、世の冷たさにほぞを噛んでいる人がいる。
失敗にまごころをつくすことを怠ってはいなかったか。
失敗のない人はいない。落ちて落ちないことだ。
苦しいことは、誰だって逃げたい。
だが、逃げれば逃げるほど、苦しみは追いかけてくる
それが苦しみの正体である。
いっそ、苦しみの中に飛び込んでいったら、
苦しみは人生のどん底で
暖かく抱きとめてくれるのである。
いたらない私は「一生失敗 一生感謝」であることが心にしみる。
逃げられない恵みがあるからだ。
凡人だもの、泣きたかったら泣こう。
でも、涙だけはよごさないでおこうよ。
慰められるよりも、慰める人に、生まれ変わるために
『生きるんだよ』春陽堂
「自分に対しては、損と得とあれば損の道をゆくこと。他人に対しては、喜びの種まきをすること」
というダスキンの創業者、鈴木清一氏の言葉がある。
「楽な生き方と手を結ばないこと
うまい話に手を出さないこと
利の多い仕事に手を染めぬこと」(石川洋)
まさに、損の道をゆく生き方だ。
楽をすれば、楽が身に付き、楽な生き方となる。
一攫千金(いっかくせんきん)を夢見れば、地道でコツコツとした努力がバカらしくなる。
損の道をゆくとは、少し損をする生き方。
少し損をすれば、他人との比較や競争から抜け出せる。
何と結ぶかで人生は変わる。 |
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