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2015.8.29

心の体脂肪率


山崎拓巳氏の心に響く言葉より…

人を感動させるような力が欲しいですよね。

感動させる力があれば、人を幸せにできる。

人を幸せにできれば、自分も幸せになる。

自分が幸せになれば、もっと人を幸せにできる。

人は一人では生きていくこともできないし、一人では幸せになることもできません。

世の中に出ているヒット商品やサービスは、必ず人を感動させる、人を幸せにする商品やサービスです。

成功している人は「感動」をより多くの人に与えていると言うこともできます。

そういった「人を感動させるもの」を生み出すアイデアは、どこから生まれるのだと思いますか?

それは、

「人を感動させる人は、自分が感動できる人」

「人に感動を伝えられる人は、敏感に感じる心を持った人」

ということです。

つまり、感動する心を持っている人は、人を感動させる力があるということ。

そこから感動させるアイデアが生まれるのです。

人は大人になるにつれ、ちょっとしたことでは感動しなくなってしまいます。

映画を観ても、同じような映画を観た経験があるから、幼いときのように感動できない。

成功した人の話を聞いても、「そんなにうまくいかないだろう?」と、ついつい打算的に考えてしまうから、感動できない。

ほとんどの人は、心の体脂肪率が高くなっているのではないでしょうか。

心の体脂肪率が高くなっているから、心が動かなくなってしまうのです。

そういう意味では子どもは感動する天才かもしれないですね。

成功している人は子どもっぽい人が多いというのも、そのためかもしれません。

まずは、心のエクササイズをして、心の体脂肪率を下げなければなりません。

どうやって、体脂肪率を下げるかと言うと、「感動する→心が動く」という順番を逆にすればいい。

意図的に心を動かすようにしてみるということです。

「あぁ、それ知っているなぁ」と思ったことでも、「一度見に行ってみよう」と思いましょう。

「こういう類の話聞いたことあるなぁ」と思っても、「本当に?すごいすごい!」と思いましょう。

これまでの経験などで自動的に止めてしまった「心を動かすスイッチ」を、自分から意図的に押してみる。

それが心のエクササイズです。

そうすると、「心が動く→感動する→心が動く→感動する…」という感動のスパイラルが作られます。

少しずつ心の体脂肪率を減らしてやることで、自分の感動する心が復活してくるのです。

そして、感動する心からは、「感動させるアイデア」が浮かんできます。

「いい話を聞いた!」という感動の世界からは、次から次へと新しいアイデアが生まれてくるのです。

すごいアイデアを生み出すような人は、アイデアを1個しか思いつかないなんてことはありません。

いくつもいくつも湧き水のようにアイデアが噴出してくるのです。

感動する話を聞いたら、感動するアイデアが湧いてくる。

感動するアイデアを人に話したら、その人が感動する話を聞かせてくれる。

その人の感動する話を聞いたら、更なる感動するアイデアが湧いてくる。

そういった連鎖が起きているのだと思います。

自分の感じる心を信じてください。

揺さぶられた心の声を聞いてください。

そこから、新しいアイデアがどんどん生まれてきますよ。

『世界一やさしい成功法則の本 (知的生きかた文庫)』


「感動」とは肯定だ。

否定しながら、同時に感動することはできない。

これは「笑い」と同じ。

また、「感動」とは集中だ。

気もそぞろの時は、感動することはできない。

集中するからこそ感動することができる。

そして感動には、キラキラとした好奇心も必要だ。

ワクワクドキドキする心を失ったとき、感動する心も失われる。

感動とは、感じて動く、と書く。

逆に言うなら、行動が鈍(にぶ)くなったときには、感じる心(感性)も鈍くなっている。

感じたら、即(そく)動くことこそが、感性を豊かにする方法。

子どもは、この感即動(かんそくどう)の実践者。

喜怒哀楽の振幅が大きければ大きいほど、感性は豊かになる。

大人になるにつれ、心の体脂肪率が高くなり、喜怒哀楽の振れ幅が小さくなる。

いくつになっても、感動多き人でありたい。


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